カプコンが、コーエーテクモゲームスの『戦国無双猛将伝』等49タイトルで特許権を侵害されたとして、約9億8000万円の損害賠償やソフトの販売差し止めを求めて提訴したと複数紙で報じられています。大阪地裁にて26日に第1回口頭弁論が開かれ、コーエーテクモ側は特許権侵害の事実は無いとして請求棄却を求めています。
報道によれば、カプコンは
- シリーズの別ソフトを読み込ませることで、キャラクターやシナリオが増える機能
- 敵のキャラクターなどの存在を、振動で知らせる装置に関する技術
でコーエーテクモがカプコンの特許権を侵害していると主張。カプコンはこの特許を2002年に取得したとのこと。カプコンは損害賠償請求の対象となる『無双』シリーズなど49タイトルについて、売上の5~10%のライセンス料を請求。40タイトルについては販売差し止めも求めています。
ゲーム業界においてアイデアの模倣は常につきまとう問題で、とはいえ、フォロワーが生まれることでジャンルが形成されながら成長してきた、もちつもたれつな歴史もあります。報じられている文章だけでは完全には伝わらない、よほどクリティカルな問題だったんでしょうか。続報を待ちたいところ。