カプコン、過去ブランドの再生よりも新規IPを生み出すことがより重要


 

『ロックマン』や『ストリートファイター』シリーズが25周年を迎えるなど、現在に至るまで多くのゲームブランドを生み出し続けているカプコンですが、新作が途絶えてしまっているブランドの新作可能性について、海外サイトにコメントが掲載されています。


『鬼武者』や『ディノクライシス』シリーズに携わった経験を持つ『バイオハザード リベレーションズ』のプロデューサー川田将央氏は、VideoGamer.comのインタビューで、これら過去のヒットシリーズの新作について、見通しをコメントしています。

「カプコンは、新しい世代のゲーム機のために過去タイトルを投入することを敬遠したことはありませんが、私は新規IPを開発することにフォーカスすることが、カプコンが前進していくためにより重要だと考えています」

『鬼武者』シリーズは、昨年『鬼武者Soul』がブラウザゲームとしてリリースされましたが、家庭用ゲーム機向けのタイトルとなると2006年のPS2『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』まで遡ります。

『ディノクライシス』シリーズは、2003年のXbox『ディノクライシス3』を最後にシリーズが休止しています。

ただどのタイトルでも途絶えてしまうのかと言うとそうでもなく、例外も当然ながらあるんですよね。対戦格闘ゲームブームの終焉と共に暫くシリーズ新作が止まっていた『ストリートファイター』シリーズは、『III 3rd』から約9年経って『IV』が登場していますし、アクションゲームの『ロックマン』シリーズも、『8』発売から11年以上が経過した後に『9』、そして『10』が発売されました。

既存タイトルの売上が停滞したときに、何度も新規タイトルを生み出し、不死鳥のごとく復活してきたカプコン。続編ばかりが溢れる昨今、新規タイトルを生み出していこうとする姿勢は、素晴らしいものがあります。最近でも『ロストプラネット』や『ドラゴンズドグマ』はミリオンセラーを記録しました。

しかしながら、間が空いているシリーズのファンとして、そちらにも少し目を向けて欲しかったりもします。ブレスオブファイアとかブレスオブファイアとかね。

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