Ubisoftは15日、『Watch Dogs』と『The Crew』の発売を2014年度へ変更した影響により、2013年度の業績予想を下方修正したことを発表しました。
変更後の2013年度予想売上高は9億9500万~10億4500万ユーロ。非IFRSベースの営業損益は4000万~7000万ユーロ前後の損失を見込んでいます。変更前は売上高が14億2000万~14億5000万ユーロ、非IFRSベースの営業損益は1億1000万~1億2500万ユーロの利益を見込んでいました。年末商戦期のローンチを見込んでいた大型タイトルが来期へ変更になったことで、黒字見通しから一転して営業赤字へ転落する見通しです。
延期タイトルがローンチを迎える2014年度は少なくとも1億5000万ユーロ、また次世代機の普及が拡大するだろう2015年度は少なくとも2億ユーロの営業利益を見込んでいることもあわせて発表されています。
UbisoftのCEO、Yves Guillemot氏は、今回の延期決定は短期的な業績に影響を及ぼすものの、長期的な目標は次世代を制することにあり、顧客満足度や株主のための価値を創造する意味で、正しい判断であると確信していると述べています。
Ubisoftの年末商戦向け大型タイトルは『Assassin’s Creed IV: Black Flag』が予定されていて、この他『Rocksmith 2014 Edition』もこの10月に発売予定。また『Splinter Cell: Blacklist』や『Rayman Legends』、『Just Dance 2014』も好評発売中です。