任天堂アメリカの幹部スタッフが海外メディア「GameSpot」に対し、複数のF2Pタイトルに取り組んでいることを明かしています。
事業開発マネージャーのDan Adelman氏とライセンシングのシニア・マーケティング・マネージャーを務めるDamon Baker氏がPAX Prime中に行われたインタビューで明らかにしたもので、今後の任天堂プラットフォームにおけるデジタルビジネスに関する話題の中で、F2P展開について言及がありました。
「フリー・トゥ・プレイは任天堂にとって比較的新しいモデルですが、今ではそれも可能になっており、F2Pに対応するプランのゲームも幾つか開発を進めています」
以前は難しかったF2Pの課金スタイルも、現行の任天堂プラットフォームでは対応できるようになっています。E3 2013のアナリストブリーフィングでは、岩田社長からF2P型ソフトを投入予定であることが、また宮本茂氏はF2Pの『スティールダイバー』を開発中であるとE3期間中のインタビューでコメントしています。
Adelman氏、Baker氏から具体的なタイトル名は明かされませんでしたが、国内任天堂は8月、「ソフトの購入金額を値切ることができる」という、ミニゲームを個別に購入する少額決済型のソフト『だるめしスポーツ店』を3DS DLソフトとしてリリースしています。無料でダウンロードできるソフト本体で遊べる部分がごく狭い範囲で、F2Pというよりもコンテンツのばら売りに近いのですが、購入プロセスも遊びに昇華する辺りに任天堂らしさが垣間見えます。