通常版ニンテンドー3DSで展開している本体カラーバリエーションのうち、「アイスホワイト」「コスモブラック」が近日生産終了予定であることが任天堂公式サイトより明らかになりました。
通常版3DSのカラーバリエーションは、初期カラーの1つである「アクアブルー」の生産終了をきっかけとして、一定期間発売後に次々と生産終了になっています。最近では2013年5月に「コバルトブルー」と「ミスティピンク」が生産終了予定であることが明らかになりました(コバルトブルーは現在生産終了。ミスティピンクはまだ在庫有り)。
もう1つの初期カラーである「コスモブラック」と、値下げ後に『スーパーマリオ 3Dランド』と同時発売された「アイスホワイト」が終了となれば2GBモデルは姿を消し、残る3DS本体カラーは付属のSDカード容量が4GBにアップした「ライトブルー」「グロスピンク」「メタリックレッド」の3色のみに。ブラック/ホワイトはベーシックな色なので、4GBに統一して再投入ということもありえそうですが。
3DSはこの秋、『モンスターハンター4』と『ポケットモンスターX・Y』という2つのモンスタータイトルが発売され、高いシェアを誇る国内でハード・ソフト共にピークを迎えようとしています。
一方、より市場の大きい海外では、本体の普及台数に対してソフトタイトル数がついてこず、ライフサイクル後期に投入されることの多い廉価型のハード「Nintendo 2DS」を『ポケモンX・Y』と共にリリースしてテコ入れを図るなど、3DSは、まだ発売から3年未満にもかかわらず、どこか締めに向かいつつある印象も受けます。
任天堂はこの春、将来的なプラットフォームのアーキテクチャの統合を目的として開発部門を再編したばかりで、常に次期ハードの研究は進められているでしょうが、すぐの新ハード登場とはならないでしょう。とはいえ、年々進化し続けるデジタルデバイスの中で3DSの性能は見劣りし始めていますし、5年と言われるゲーム機のライフサイクルよりも早いタイミングで次世代ハードが登場してくることも十分ありえるのではないかと思いますね。