『Call of Duty』や『Skylanders』シリーズなどを抱える海外メガパブリッシャーの1つであるActivisionは、販売不振に陥っている任天堂のWii Uについて、今後の成功に期待を寄せています。
これはActivision PublishingのCEOを務めるEric Hirshberg氏がGamesIndustryのインタビューの中で、「Wii Uの販売不振を受け、事業展開の方針変更もあるのでは」という質問に対して答えたもので、
「(Ubisoft等と比較して移行が遅いのではという指摘に対して)私は、Activisionが世代移行に慎重だとは思いません。我々は非常にチョイスフルな会社であり、我々の開発するタイトル群もチョイスフルだと思っています。とても慎重に機会を窺い、打って出る時には大きく出ます。それが、我々が成功するための方程式の一端であると考えています。
『Call of Duty』や『Skylanders』他幾つかのタイトルで、我々はWii Uのローンチに多くのサポートを行ないました。任天堂が成功する所を見たいですし、彼等が成功するために支援できる事は何でもしていきたいと考えています。目に見えてWii Uは苦戦していますが、任天堂は非常に優秀な会社で、未発売の、ハードに磨きを掛ける非常に魅力的なIPを複数持っています。我が社としても、彼等が成功していくよう期待しています」
Hirshberg氏は今後のソフト次第で状況が改善されていくだろうと考えており、ファミリ-やキッズ向けに絶大な支持のある任天堂プラットフォームの販売数拡大が期待されています。
というのも、Activisionの『Skylanders』は、日本でこそ知名度は低いものの(国内でも『スカイランダーズ スパイロの大冒険』が7月に発売予定)、NFCフィギュアキャラクターとゲームの連動により、海外ではキッズを中心に非常に人気の高いシリーズ。任天堂機とは相性の良いゲームなんですよね。Activisionとしても、関連グッズ販売も見込めるこの層の空洞化は避けたいわけで、Wii Uには頑張ってもらわないとと言うわけです。
ActivisionはWii U向けに『Skylanders: Swap Force』を2013年10月に発売予定であるほか、公式には未発表ながら『Call of Duty: Ghosts』を準備中であると開発元のInfinity Wardから伝えられています。