Electronic Artsは、現CEOであるJohn Riccitiello氏が3月30日をもって同職を辞任すると発表しました。後任は決定しておらず、元CEOのLarry Probst氏が暫定で復帰します。
「我々はJohnのリーダシップや多くの重要な戦略的な取り組みを社のために推進してきたことを高く評価していますが、今回、リーダーシップの移行に適切な時期であると双方合意しました」
と、Probst氏は述べています。
「EAはクリエイティブで優秀な従業員のいる傑出した会社であり、そのような会社にCEOとして務めるのは光栄なことでした。私は従業員達と共に達成してきたことを誇りに思いますし、就任から6年が経つこの時期は、次の段階へのイノベーションや成長のために、新しい舵取り役へバトンを渡す適切な時期であると感じます。EAには次世代ゲームへと移行を推進する世界的な開発チームがあり、将来は明るいでしょう」
と、Riccitiello氏は述べています。
EAは主要ソフト販売や、Riccitiello氏が推し進めてきたデジタル販売が実を結び、特定分野に限っては好調な数字を見せているものの、総売上高は減少しており、スタジオのレイオフなど収益構造の改善に迫られていました。
メガパブリッシャーのCEO辞任は業界に今後どのような影響を及ぼすのか、動向を注目したいと思います。