米エレクトロニック・アーツは現地時間2022年5月10日に2022年3月期の第4四半期および通期決算を発表。70億ドルに迫る売上高となったことが明らかになりました。
売上高は24%増の69億9,100万ドル、純利益は5.7%減の7億8,900万ドルでした。研究開発費や販管費の増加などにより、減益となっています。総受注額は21%増の75億1,500万ドルでした。
EAは「FUT」などオンラインのライブサービス等が順調に伸びており、四半期ごとに安定して 10 億ドル以上を稼ぎ出しています。2022年1-3月は前年同期比26.6%増の13億8,700万ドルでした。
『EA SPORTS FIFA』のアカウント数は1億5,000万を突破。『FIFA Mobile』の新規ユニークプレイヤー数は前年同期比でおよそ80%急増し、過去最大の四半期を記録しています。
基本プレイ無料の人気バトロワゲーム『APEX Legends』も引き続き好調で、シーズン12ではサービス開始以来最高のエンゲージメントを記録したということです。
2023年3月期も業績拡大を目指す
新型コロナ禍の巣ごもり需要が落ち着き、この間に大いに恩恵を受けたゲーム産業も反動が出ると見られますが、EA は 2023 年 3 月期、さらなる成長を目指します。売上高は76億〜78億ドル、純利益7.93億〜8.15億ドル予定。
アンドリュー・ウィルソン CEO は「パワフルな IP をベースとし、とんでもなく才能溢れる開発チームによる素晴らしいゲームと、我々のライブサービスを利用してくださるユーザーの皆さんによって、2023年3月期の EA は革新と成長の1年となるはずです」とコメントしています。