ニンテンドー3DSの売上が、北米地域で450万台を突破しました。北米では、3DSは2011年3月27日に発売。発売が1ヶ月遅かったとはいえ日本より少なくスローペースに見えますが、1年で230万台だった初代DSのほぼ2倍の普及ペースとなっています。
北米は元々ハード移行が遅い地域で、最近ではスマホ・タブレット端末の急普及による携帯ゲーム機不要論も出てきています。日本のように人口密集地域でこそ活きる「すれ違い通信」のような3DSの仕様を考えると、1年でこれだけ普及したのはむしろ大健闘と言えるかと思います。日本における『モンハン3G』相当のソフトがまだ登場していない中でこの数字ですしね。
NoAのリリースに掲載されているマイルストーンをかいつまんで紹介すると
- 2011年3月27日……北米でニンテンドー3DS発売。初日売上は任天堂史上最高の数字。
- 2011年10月……ニンテンドーDSの初年度売上(230万台)を超える
- 2011年11月13日……『スーパーマリオ 3Dランド』発売(累計175万本)
- 2011年12月4日……『マリオカート7』発売(累計145万本)
- 2011年12月……3DS本体が累計400万台突破
- 2012年3月23日……初年度の締めくくりとして『新・光神話 パルテナの鏡』を発売
またリリースではDSとの比較も掲載されています。
ニンテンドーDS | ニンテンドー3DS | |
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発売日 | 2004年11月21日 | 2011年3月27日 |
発売後12ヶ月のハード売上 | 230万台 | 450万台 |
発売後12ヶ月のタイトル数 | 58本 | 100本以上 |
発売後12ヶ月のソフト売上 | 500万本 | 900万本以上 |
発売後12ヶ月の売上高 | 5.4億ドル | 12億ドル以上 |
途中失速もありましたが、早期に手を打ったことで売上を回復。当初見込みには届かなかったにせよ、いい状態でラインナップが拡大する2年目を迎えられそうです。米任天堂のレジー社長は「3DSはまだ始まったばかりで、このプラットフォームは長期向けに構築されています」と締めくくっています。