【任天堂】宿泊に飲食、ゲーム以外の用途で『あつもり』『スプラ』『PIKMIN』などが商標登録出願


 

任天堂が『どうぶつの森』や『スプラトゥーン』『ピクミン』など複数のゲームタイトルについて、商標登録出願していることが明らかになりました。今回注目されるのは、ゲーム用途ではなく「第43類(飲食・宿泊)」である点。

『どうぶつの森』『スプラトゥーン』世界観のホテル?印象?

第43類の役務は「宿泊施設の提供、ホテルにおける宿泊施設の提供、宿泊施設の提供の契約の媒介又は取次ぎ、ホテルの予約の取次ぎ、飲食物の提供、レストランにおける飲食物の提供、バーにおける飲食物の提供、動物の宿泊施設の提供、保育所における乳幼児の保育、高齢者用入所施設の提供(介護を伴うものを除く。)、会議室の貸与、布団の貸与、家具の貸与、椅子・テーブル・テーブル用リネン・ガラス食器の貸与、タオルの貸与」となっています。

ホテルなど宿泊施設とのコラボがあるのか、あるいは飲食店とのコラボがあるのか。

任天堂は2024年10月11日に、第43類に該当する複数の商標登録を出願。『どうぶつの森』『あつもり』『PIKMIN』『スプラ』『Splatoon』といったゲームタイトルや略称、それらタイトルの象徴的なイラスト(どうぶつの森の葉っぱやスプラトゥーンのイカ、スマブラの十字アイコン)が含まれています。

任天堂関連の宿泊施設といえば、旧任天堂本社社屋をリノベーションした「ホテル丸福樓」(運営はプラン ドゥ シー)が、2022年にオープンしています。また飲食店としては「カービィ」の世界観をモチーフにしたカフェ「KIRBY CAFÉ(カービィカフェ)」が人気です。

任天堂は中核であるゲーム専用機ビジネスを持続的に成長させるために「任天堂IPに触れる人口の拡大」を基本戦略として掲げています。最近ではスマホ展開や映像コンテンツ、テーマパーク(ユニバーサルスタジオのスーパー・ニンテンドー・ワールド)、オフィシャルショップ、キャラクターグッズなど、ゲーム専用機以外の分野でも顧客との接点を増やすため、さまざまな取り組みを行っています。先日、突然の発表・発売となった目覚まし時計「ニンテンドーサウンドクロック Alarmo(アラーモ)」も記憶に新しいところ。

商標の話に戻すと、最近では、8月に第35類および第43類として商標登録出願された「HATENA BURGER」が、2024年10月にオープンしたニンテンドーミュージアム内のカフェとして実際にオープンしています。今回の商標登録出願はどのように活用されることとなるのでしょうか。

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