『プリンス オブ ペルシャ』シリーズ久しぶりの新作として注目され、内容面でも高評価を得ている『プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠』。DLC「Mask of Darkness」によりさらにそのクオリティに磨きがかかる良質メトロイドヴァニア(2D横スクロールの探索型アクションアドベンチャー)ですが、新たなレポートによると売上の面で Ubisoft を満足させることはできず、開発チームは解散してしまったようです。
売上が期待に届かなかった
フランスのゲームジャーナリスト Gautoz 氏が YouTube チャンネルで語ったところによると、Ubisoft は 2024 年 1 月に『プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠』が発売を迎えたあとわずか数週間で、将来の方針を決定。
Ubisoft はモンペリエの開発チームに対して、開発中のコスメティックアイテムや DLC をすべてリリースしたら、プロジェクトは「終わりになる」と告げたとのこと。
開発チームのメンバーは続編を提案したが、会社に聞き入れててもらえなかったとも伝えられます。
開発チームはまた、2 つの拡張コンテンツを開発しようと考えました。しかしそのアイデアに関しても「Ubisoft はもっと売れる可能性のある他プロジェクトに携わる人手を必要としていた」ために拒否されました。
Ubisoft モンペリエは『レイマン』シリーズの開発でも知られるスタジオ。『ゴーストリコン』シリーズを手掛けるパリとともに、古くからUbisoft を支えてきた開発スタジオのひとつです。
Ubisoft はこのところの業績不振で、2024年に時価総額が半減。株式の非公開化を検討していると報じられたこともあります。2024年発売タイトルに関しても『スター・ウォーズ 無法者たち』の売上は予想を下回り、大きな売上を期待できるはずだった『アサシン クリード』シリーズ最新作『アサシン クリード シャドウズ』に関しては本作で舞台となっている日本の文化や歴史に対する無理解や著作権侵害などが指摘され炎上。発売以前の段階で躓いています。