サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」グループが、大株主となっている任天堂をはじめとする日本のゲーム企業の株式の買い増しを検討していると報じられています。PIF傘下のゲーム会社、サビー・ゲームズ・グループの副会長を務めるファイサル・ビン・バンダル王子(フェサール王子)が、共同通信のインタビューで語ったとのこと。
PIFは直近の大量保有報告書などによると8.6%を保有する任天堂の大株主。報道によると、フェサール王子は投資は急いでおらず、友好的な買い増しを目指すと述べています。
PIFは任天堂のほか、カプコンやコーエーテクモホールディングスなどにも投資しています。ネクソンやTake-Two、Electronic Arts、Activison、eスポーツイベントなどにも幅広く投資。
また PIF 傘下の Savvy Games も Embracer など複数の企業に投資しています。今後 PIF の保有するゲーム企業の株式は、Savvy へ移管される予定。
サウジアラビアは近年、石油依存から脱却していくため、さまざまな産業分野に投資しています。ゲームを含むエンターテインメントも注力分野の1つ。