米任天堂は当初『ゼルダ無双』がファンにしっかりと届くのか懸念を示していた


ゼルダ無双 Hyrule Warriors

 

不安を乗り越えて。

任天堂『ゼルダの伝説』シリーズとコーエーテクモ『無双』シリーズのコラボレーションで実現した『ゼルダ無双』(Hyrule Warriors)。

2014年に Wii U で発売され、その後、独自機能を加えたニンテンドー3DS版『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ』、Wii U 版と3DS 版の要素にさらに新要素を加えた Nintendo Switch 版『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX』も発売されました。さらに『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のスピンオフとして『ゼルダ無双 厄災の黙示録』も開発。2020年に Nintendo Switch で発売されています。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』に関しては『ブレス オブ ザ ワイルド』人気の高さや『ブレス オブ ザ ワイルド』の世界で 100 年前に起こった大厄災にフォーカスしたストーリーが展開するという触れ込みで 400 万本のヒットを記録しました(実際には直接の前日譚ではなくifストーリー)。

派生作品としてはそれなりに成功を収めた部類かと思いますが、任天堂アメリカは当初、Wii U版『ゼルダ無双』の北米展開について懸念を示していたといいます。

米任天堂は『ゼルダ無双』の北米展開に懸念を示していた

以前、NoA のウェブ番組 Nintendo Minute を担当していた Kit Ellis 氏と Krysta Yang 氏は、彼らのポッドキャストのいちコーナー「登録者からの質問」にて、「任天堂で働いていたときに、社内の他の人がこれはダメだと判断したり、期待に応えれないだろうと考えられていたタイトルをリリースしたことはありますか?」という質問を取り上げます。

2人は、この手の問題はそのタイトルのクオリティではなく「誰がこれを欲しがるのか?」という、その地域に市場があるのかどうかだといいます。Krysta 氏は一例として、日本よりアメリカ市場での販売数が少ない傾向にある JRPG を挙げ、Kit 氏は『ゼルダ無双』を挙げます。

「NoA 社内では多くの心配がありました。このゲームは上手くいかないんじゃないかとか、『ゼルダ』の地位が下がるんじゃないかとか。北米ではリリースせず、日本国内のみで発売すべきかもしれないといった話だとか。けれども僕は逆の印象を持っていました。『無双』ファンとして、このゲームはすごい、とてもいいぞと。この手のゲームには驚くほど大勢のファン層がいるのだから、心配するのはやめようとね。最終的に『ゼルダ無双』は北米でも発売され、素晴らしい結果を記録しました」

無事に海外展開されることとなった『ゼルダ無双』はレビューもまずまず好意的な点数がつき、商業的にもコーエーテクモの期待を上回る成功を収めます。『厄災の黙示録』に関しては全世界累計出荷本数が 400 万本を突破しており、これは『無双』シリーズとして最多です。


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