【ビデオゲームの殿堂】2024年は『シムシティ』『バイオハザード』など5タイトル


 

ストロング・ミュージアム(The Strong National Museum of Play)が、3月に最終ノミネート作品を発表していた第10回、2024年の「世界ビデオゲームの殿堂」(World Video Game Hall of Fame)を決定し、その作品を発表しています。

5 つのビデオゲーム(『Asteroids』『Myst』『バイオハザード』『SimCity』『Ultima』)が、新たに殿堂入りをはたしました。『メトロイド』はまたしても殿堂入り叶わず。

第10回 世界ビデオゲームの殿堂 World Video Game Hall of Fame

2024年、第10回世界ビデオゲームの殿堂 World Video Game Hall of Fameに選出されたタイトルは次の5タイトルです。

『Asteroids』(アステロイド) について

タイトー/ミッドウェイの『スペースインベーダー』に王座を奪われた Atari が開発、1979年にリリースしたシューティングゲーム。挑戦的なゲームプレイや輝くグラフィック、緊張感のあるサウンド、自分のイニシャルをハイスコアに残せるシステムで大ヒットを記録。Atari史上最も売れたアーケードゲームとなり、再びアーケードゲームの王座を取り戻しました。

「アーケードに加え家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機、モバイルプラットフォームでの無限のバリエーションやリメイクが生み出された『アステロイド』は、岩を破壊するシンプルかつ挑戦的なゲームを、史上最も広くプレイされ、影響力のあるゲームのひとつにしました」

『MYST』(ミスト)について

1993年にBroderbundがリリースした『Myst』は、神秘的なパズルと幻想的な世界へプレイヤーをいざないました。ゲームは大容量ながら読み込みの遅かった初期のCD-ROMを採用していましたが、スローペースで瞑想的なゲームスタイルと相性がよくこれまでに体験したことのない没入感をプレイヤーに提供しました。『Myst』は1990年代に最も売れたコンピューターゲームとなり、600万本以上を販売しました。

「他のほとんどのゲームは『Myst』の想像力豊かな世界を切り開く能力に匹敵することはありません。全世代のプレイヤーの想像力を掻き立てる天才的な芸術作品であり、今日の多くのオープンワールドゲームにその影響を見ることができます」

『Resident Evil』(バイオハザード)について

日本で『バイオハザード』として知られる『Resident Evil』は最初のホラーゲームではありませんが「サバイバルホラー」というジャンルを広めた最初のゲームでした。1996年、三上真司氏が手がけ、カプコンから発売。ゲームでも10代後半から大人向けの成熟したエンターテインメントを提供できることを示し、10億ドル以上のメディアフランチャイズを生み出しました。

「『バイオハザード』のB級映画のようなセリフ、プレイヤーを虜にするゲームプレイ、ゾクゾクするような緊張感の組み合わせはより成熟したゲームを求めるゲーマーのお気に入りとなり、業界で最も持続力のあるフランチャイズの1つを確立するのに貢献しました」

『SimCity』(シムシティ)について

1989年に Maxis からリリースされた『シムシティ』は、子供も大人も楽しめる都市開発シミュレーションとしてビデオゲームの客層拡大に貢献しました。実際の都市設計の原則にもとづいて、プレイヤーは自分の街を作り、たえず変化する問題に対処します。2016年に殿堂入りをはたした『ザ・シムズ』など、多数の続編や派生作品を生み出し、、他の多くの都市開発シミュレーションゲームや、『コマンド&コンカー』や『エイジ オブ エンパイア』などリアルタイムストラテジーゲームに影響を与えました。

「シミュレーションゲームはビデオゲームの最も古くからあるジャンルの一つですが、『シムシティ』のような人気や影響力、持続力のあるゲームはほとんどありませんでした。多くの人が、ビデオゲームと言えばアーケードのシューティングやコンソールのプラットフォーマー(2D横スクロールアクション)だと捉えていた時代です。『シムシティ』は買ったばかりのPCで知的好奇心を刺激する楽しみを求めるプレイヤーに訴求しました」

『Ultima』(ウルティマ)について

『Ultima: The First Age of Darkness』は、コンピューターRPGというジャンルを定義するのに一役買いました。1981年に発売された『ウルティマ』は、ロールプレイングのメカニクスや巨大な架空世界、ファンタジーSFのテーマを融合させ、その革新的なゲームプレイは史上最も永続的で影響力のあるフランチャイズの基礎を築きました。多くのトップデザイナーは『ウルティマ』が後のRPGに影響を与えたと認めています。『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』もそのひとつです。

「『ウルティマ』はコンピューターRPGというジャンルを定義するのに大いに貢献しました。知名度は低いかもしれないが、このゲームとその派生シリーズは、世界中のRPGファンやゲーム開発者の間で伝説となっています」


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