歴代のおもちゃやゲームを展示する遊びの博物館、米ストロング国立博物館 (The Strong National Museum of Play) が、毎年発表している「ビデオゲームの殿堂 (World Video Game Hall of Fame)」の2018年版を発表しました。今年はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が1997年に PlayStation で発売した『ファイナルファンタジーVII』など4本が選ばれています。
「World Video Game Hall of Fame」は、2015年に同ミュージアムが発足した、ビデオゲームの功績を称え、表彰するゲームの殿堂。長く親しまれていることや認知度の高さ、ゲーム業界にとどまらず、ポップカルチャーや社会に影響を与えたことなどを選考基準に、毎年複数タイトルが選ばれています。
たとえば第1回は『スーパーマリオブラザーズ』や『パックマン』など6作品、第2回は『ゼルダの伝説』や『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』など6作品、昨年の第3回は『ドンキーコング』や『ポケットモンスター 赤・緑』『ストリートファイターII』など4作品が選ばれています。
第4回目の2018年は、『ファイナルファンタジーVII』のほか、マサチューセッツ工科大学の学生が1962年に制作した『Spacewar!』と、今も続く人気アメリカンフットボールゲーム『Madden NFL』シリーズの家庭用ゲーム機向け最初のタイトル『John Madden Football』(Electronic Arts)、ララ・クロフトが活躍する3Dアクションアドベンチャーゲーム『トゥームレイダー (Tomb Raider)』の4作品が殿堂入り。
『トゥームレイダー』はアンジェリーナ・ジョリー主演の同名映画も大ヒット。また主人公のララ・クロフトは、「最も成功した女性ゲームキャラクター」としてギネス・ワールド・レコーズに認定されていて、
『John Madden Football』と『トゥームレイダー』は2016年から、『ファイナルファンタジーVII』は2017年に最終候補入りをしていたタイトル(『FF』シリーズ全体としては2016年から)で、遂に殿堂入りタイトルに選ばれました。
今年の最終候補には『Call of Duty』や『ダンス・ダンス・レボリューション』、『メトロイド』『Minecraft』などが挙がっていました。『マインクラフト』は初回から候補に入ってくるタイトルですが、あと一歩が中々超えられません。
2018 World Video Gamed Hall of Fame ノミネート・殿堂入り作品リスト
- Spacewar! (スペースウォー!) **殿堂入り
- John Madden Football **殿堂入り
- Tomb Raider (トゥームレイダー) **殿堂入り
- Final Fantaxy VII (ファイナルファンタジーVII) **殿堂入り
- Call of Duty (コール・オブ・デューティ)
- Dance Dance Revolution (ダンス・ダンス・レボリューション)
- Half-Life (ハーフライフ)
- King’s Quest
- Metroid (メトロイド)
- Minecraft (マインクラフト)
- Ms. Pac-Man (ミズ・パックマン)