Xboxタイトルのさらなるマルチ化は『Sea of Thieves』がカギ


Sea of Thieves シー オブ シーブス

 

一部の Xbox 独占タイトル(『Pentiment』『Hi-Fi RUSH』『Grounded』『Sea of Thieves』)を、PlayStation プラットフォームや任天堂プラットフォームにリリースすることを決めたマイクロソフト。マイクロソフトのゲーム部門トップであるフィル・スペンサー氏はすべての Xbox ファーストタイトルがマルチ展開されると思わないでほしいと述べていますが、競合他社ハードへもソフトを供給するこのマルチプラットフォーム化の動きが加速するかどうかは、これから発売されるあるタイトルの成否にかかっているようです。

さらなるマルチ化が進むかは『Sea of Thieves』が鍵を握る

The Verge のシニアエディター Tom Warren 氏は2024年4月30日に発売される PS5 版『Sea of Thieves』が、「PS5やNintendo Switch に他のゲームもリリースされるかどうかの重要なテストになる」と主張しています。『Sea of Thieves』は他プラットフォームへの対応が発表された4タイトルの最終リリースです。

「『Sea of Thieves』は他のゲームが PS5 / Nintendo Switch で発売されるかどうかの重要なテストとなると理解しています」

3月に PS5 版が発売されたTango Gameworks / Bethesda Softworksによるリズム アクション ゲーム『Hi-Fi RUSH』は、これまでのところ2024年のPS5で最も評価されたタイトルの1つとなっており、『Sea of Thieves』は予約注文で1位につける人気となるなど、Xbox タイトルの PS 展開は一定の成功を収めているように見えます。

マイクロソフト傘下に収めたアクティビジョン・ブリザードタイトル(『Call of Duty』など)のマルチプラットフォーム対応だけでなく、マイクロソフトにより近いスタジオが開発するタイトルも今後、マルチプラットフォーム対応が自然な流れとなっていくのかどうか。


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