【比較】『ホグワーツ・レガシー』Nintendo Switch版のパフォーマンスや他機種版との違い


ホグワーツ・レガシー(Hogwarts Legacy)

 

Nintendo Switch 版『Hogwarts Legacy』(ホグワーツ・レガシー)が2023年11月14日に発売されました。『ハリー・ポッター』の原作小説で登場した世界を舞台とする、没入感の高いオープンワールドのアクションRPGです。1800 年代の魔法界を舞台に、プレイヤーはホグワーツ魔法魔術学校の生徒となって、自分だけの冒険をすることができます。

開発は Avalanche Software。発売は Warner Bros. Games。

PlayStation 5 / Xbox Series X|S / PC をリードプラットフォームとし、PlayStation 4 / Xbox One でも発売されています。

『ホグワーツ・レガシー』は PS5 / Xbox Series X|S / PC をターゲットとしているオープンワールドゲームであることから、PS4 / Xbox One への移植もチャレンジングであると見られていました。

そこからさらに制限のかかる Nintendo Switch へ移植ですから、実現は相当に難しいのでは?あるいは出るとしてもクラウドバージョンになるのでは?と思われていました。

しかし当初の予定より遅れたものの、延期はスイッチネイティブで「可能な限り最高の体験」を提供するための開発期間を確保するためだとされ、Avalanche Software はそれをやってのけました。

スイッチ版『ホグワーツ・レガシー』の魔法のようなパフォーマンス

移植はかなり難しいのではないかと思われていた『ホグワーツ・レガシー』のニンテンドースイッチ版がついに登場しました。もちろん PS5 / Xbox Series X|S / PC ほどではないにせよ、おそらくユーザーが懸念していたよりもプレイアブルな状態で完成したのでは。

Avalanche Software は 14.3 GB(ダウンロード版サイズ)に『ホグワーツ・レガシー』を詰め込みました。

スイッチ版『ホグワーツ・レガシー』は解像度の調整やアップスケーリング技術の FSR の使用、照明や環境の最適化などが行われているものの、最大 30fps で動作するゲームプレイは確保されています。アップになることの多いキャラクターモデルもまずまず。

残念な点として、エリア移動にそこそこのロード時間を挟むためシームレスに世界がつながった完全なオープンワールドではありません。ただスイッチ上での安定動作を優先したときにはやむを得ないトレードオフだったのかなと。

『ホグワーツ・レガシー』は肯定的な評価とともに、商業的にも成功。2023年5月の時点で 1,500 万本以上を販売しており、2023年のトップセラータイトルのひとつとなっています。


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