2Dマリオ最新作 Nintendo Switch『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』の情報を紹介する「スーパーマリオブラザーズ ワンダー Direct 2023.8.31」配信後より、メディアからの情報も解禁になっています。驚くことにこの 2D マリオ最新作はプロトタイプ段階から、開発期間のデッドライン、納期が決まっていなかったという話が出ています。
「納期を言い訳にしてあれをやらなかった、締切があるのでできませんでしたと言われないようにしたかったんです」と Wired に語るのはプロデューサーの手塚卓志氏。
そのおかげでクリエイターは十分に新しいスタイルを試したり、新たな舞台、新たなアイデアを用意することができました。
いやしかし、そんなことが可能なんですね。
ディレクターの毛利志朗氏にとってこのメッセージは非常に明確でポジティブなサインとなりました。納期に追われることなく、自分たちのペースでクリエイティブな作業に集中することができました。たとえば本作の特長のひとつとなっている「ワンダー・フラワー」の効果についても、ディレクターの毛利志朗氏によれば立場や在職期間など関係なしにチーム全員からアイデアを求め「おそらく1,000、2,000以上」ものアイデアが集まったのだそう。最終的にアイデアは絞り込まれ、洗練されゲームに収録されることとなりました。
初代『スーパーマリオブラザーズ』から続いている2Dマリオですが、遊び方は少しずつ変化しています。昔のマリオはどんどん手強くなるステージのクリアを目指して何度も挑戦するタイプのゲームでした。今任天堂のチームに求められているのは、プレイヤーがもっと自由に、各々の遊び方を決められる環境を作ることなのだそう。
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』ではマリオやルイージをはじめ様々な操作キャラクターが登場しますが、ダメージを受けない初心者向けキャラクターとしてヨッシーとトッテンが最初から選択可能な状態で登場。ヨッシーはたべる、はきだすふんばりジャンプといった固有アクションも使うことができます。また攻略の順番もあらかじめ決められたルートから開放され自由に。一部のコースを除いて、挑戦するコースをワールドマップを歩いて自由に選べるようになっています。
また「バッジ」のシステムが導入され、壁登りやつるショットなど攻略に役立つ特別なアクション能力を有することができます。手塚氏によれば「ゼルダのようになってしまう」のを避け、あくまで単純明快なマリオのアクションゲームであることを強調するために、バッジを複数つけたりコースの途中で切り替えたりなどの複雑化は見送ったとのこと。
また「バッジ」のシステムが導入され、壁登りやつるショットなど攻略に役立つ特別なアクション能力を有することができます。手塚氏によれば「ゼルダのようになってしまう」のを避け、あくまで単純明快なマリオのアクションゲームであることを強調するために、バッジを複数つけたりコースの途中で切り替えたりなどの複雑化は見送られました。
バッジを付け替えることで同じコースでも異なる表情を見せることから、「プレイヤーに何度もコースをプレイしてもらいたいんです」と手塚氏。「もしあるコースをクリアして先へ進み、もう戻ってこないとしたらちょっと寂しいですね」
こらまでのマリオになかった新しい表現、新しいアイデアが詰め込まれている『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』。それでも核心はアクションであると手塚氏。「ただし、それだけにフォーカスすると、プレイヤーにとってもクリエイターにとってもやや退屈かもしれません。予想を超えるものを狙い続けなくては」