Rocksteadyによるアーカム三部作(『バットマン : アーカム・アサイラム』『バットマン : アーカム・シティ』『バットマン : アーカム・ナイト』)を Nintendo Switch でまとめて楽しめる。三部作を収録したコレクション『Batman: Arkham Trilogy』が 2023 年12月1日に発売されました。
以前、同じく三部作+DLCを網羅する『バットマン:アーカム・コレクション』のニンテンドースイッチ版が噂になったことがありましたが、『バットマン:アーカム・トリロジー』として現実のものに。
スイッチ版はどのような内容になっているのでしょうか。
Contents
ダークナイトの物語をスイッチで、3作品まとめて
『バットマン アーカム』シリーズは Warner Bros. Interactive 傘下の Rocksteady Studios が手がける DC コミック『バットマン』を題材とするオープンワールド・アクションゲーム。緻密に表現されたゴッサム・シティを舞台に、プレイヤーはバットマンとなって広大なマップを自由に探索したり、ミッションに挑んだり、ジョーカーやペンギン、トゥーフェイス、ハーレー・クイン、リドラーなどをはじめとする多くのヴィランと対峙します。
今回の『Batman: Arkham Trilogy』には『バットマン : アーカム・アサイラム』『バットマン : アーカム・シティ』『バットマン : アーカム・ナイト』のゲーム本編とすべての DLC が含まれています。
任天堂プラットフォームで発売されたのは、Wii U の『バットマン : アーカム・シティ』のみ。第1作目の『バットマン : アーカム・アサイラム』と完結作『バットマン : アーカム・ナイト』に関しては移植も含めこれまで任天堂プラットフォームで発売されていません。
『バットマン : アーカム・アサイラム』はPS3/Xbox 360世代のタイトルなので、発売されなかったのはタイミングの問題もあったかもしれません。一方『バットマン : アーカム・ナイト』に関してはPS4/Xbox One世代のタイトルで、ハードの性能面で完成度を落とさずに移植するのは難しいのではないかと思われていました。
『バットマン:アーカム・トリロジー』とは
『バットマン:アーカム・トリロジー』は Rocksteady Studios が手がけた『バットマン:アーカム・アサイラム』『バットマン:アーカム・シティ』『バットマン:アーカム・ナイト』の3作品を、ゲーム本編に加えて過去に配信されたすべてのダウンロードコンテンツまで1つに収録した Nintendo Switch 向けのコレクションタイトルです。
『バットマン:アーカム・アサイラム』『バットマン:アーカム・ナイト』は任天堂プラットフォームに初登場。
スイッチ版の特徴
Nintendo Switch版『バットマン:アーカム・トリロジー』は『バットマン: アーカム・アサイラム』『バットマン: アーカム・シティ』『バットマン: アーカム・ナイト』のRocksteady制作アーカム三部作が全てのダウンロードコンテンツとともに収録されたコレクションタイトル。
ダークナイトのオリジナル物語をスイッチで楽しめるようになりました。
「THE BATMAN-ザ・バットマン-」スキンが先行収録
アーカムシリーズではバットマンのスキンを着せ替える機能があり、様々な時代、作品のバットスーツに着替えて雰囲気を変えてゲームを楽しむことができるようになっています。Nintendo Switch版『バットマン:アーカム・トリロジー』でも当然この機能が用意されていますが、ボーナスとして新たに、2022年公開の映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(主演ロバート・パティンソン)バージョンのバットスーツが先行収録されます(他プラットフォーム版でも後日配信予定)。このバットスーツは『アーカム・ナイト』で利用可能。
発売日
2023年12月1日
開発 / 移植スタジオは
オリジナル版アーカム三部作は Rocksteady Studios により開発されました。Nintendo Switch 向けの本コレクションとなる『バットマン:アーカム・トリロジー』は Turn Me Up Games が開発を担当しています。
Turn Me Up Games は過去、Nintendo Switch 向けには『ボーダーランズ レジェンダリー・コレクション』や『トニー・ホーク プロ・スケーター 1+2』『It Takes Two』等の開発を担当してきた、ロサンゼルスに拠点を置くデベロッパーです。
パッケージ版の注意点について
『バットマン:アーカム・トリロジー』はパッケージ版も用意されます。
ただしゲームカードに収録されるのは第1作目『バットマン:アーカム・アサイラム』のみ。『バットマン:アーカム・シティ』と『バットマン:アーカム・ナイト』に関しては別途データのダウンロードおよびインストールが必要になります。
ファイルサイズが巨大なタイトルなのでmicroSDカードが必須です。必要空き容量は 50GB 以上だとされています。
スイッチ版と他機種とのパフォーマンス比較
Nintendo Switch 版と他機種とのグラフィック比較映像。
『アーカム・アサイラム』と『アーカム・シティ』に関してはリマスター版ではなくオリジナル版をベースにしているようです。Wii U 版との比較では解像度が向上していることも確認できます。
一方、PS4/Xbox One世代向けに開発された『アーカム・ナイト』では苦労の跡が見えます。想定内ではありますが。フレームレートに関しては、大規模なゴッサムシティを素早く動き回る際に必要な際に読み込みで影響が見え始めます。バットモービル操縦時は特にフレームレート低下によるカクつきが目立ちます。この点はアップデートを期待したいところ。