週間 UK チャートにおいて、任天堂の Nintendo Switch ソフト『スプラトゥーン3』が発売以来 3 週連続で 1 位を獲得しています(GfK UK チャートはパッケージ版のみの集計)。
翌週は欧州最大タイトル『FIFA』シリーズの最新作『FIFA 23』が登場してくるため『スプラトゥーン3』の連続首位は難しくなりそうです。とはいうものの、どちらかといえば日本が中心となって成長してきた『スプラトゥーン』シリーズは最新作で、Nintendo Switch の普及台数も手伝って、最終的にはこれまで以上に多くの海外ファンを獲得できるかもしれません。
スプラトゥーン3、英国でも人気
Game Industry.biz の責任者である Chris Dring 氏は「英国における『スプラトゥーン3』はパッケージ版の売上が3週連続で1位を獲得し、日本ほどの規模ではないにせよ、その数は増加傾向にある」とコメント。EGX 2022 での盛り上がりが何らかの指標となるのであれば、しばらくはこの傾向が続くかもしれないとしています。ただし来週は『FIFA 23』が1位だろうねとも。
シリーズ初の週間首位、だが売上は最大とはならず
『スプラトゥーン3』はシリーズ初めて週間 UK チャートにおいて初登場 1 位を獲得。初代『スプラトゥーン』と『スプラトゥーン2』はいずれも2位デビューでした。売上を見ると『スプラトゥーン3』の初週は『スプラトゥーン2』と比較して 9% 減少。ニンテンドースイッチソフトの初週売上としては 21 番目の規模です。
任天堂タイトルでもデジタル販売が増加している昨今、こと『スプラトゥーン』シリーズに関してはオンラインプレイに特化しているタイトルであるため、ニンテンドーeショップ経由で購入したファンが多かったかもしれないと Game Industry.biz は指摘しています。
また『スプラトゥーン2』のときにあった任天堂公式のバンドルセット(本体同梱版)が今回は無かったことも影響したかもしれません。
『スプラトゥーン2』は2017年7月に発売された、ニンテンドースイッチ初期を牽引したタイトルのひとつ。スイッチが任天堂の想定を上回る人気となり、長く品薄となっていた中で発売された『スプラトゥーン2』同梱版は、その週のスイッチ販売台数の 57% を占めました。
9月19日〜9月25日の週間チャートは次のとおり。ポケモンを含む任天堂タイトルで半数を占めています。
- (1) スプラトゥーン3
- (3) マリオカート8 デラックス
- (–) Stray
- (4) Nintendo Switch Sports
- (9) Grand Theft Auto V
- (5) Minecraft: Switch Edition
- (7) あつまれ どうぶつの森
- (2) Horizon: Forbidden West
- (8) Pokémon Legends: アルセウス
- (18) Lego Star Wars: The Skywalker Saga