1991年の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』でデビューを飾ったセガのマスコットキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。ハードウェアの高性能化とともにソニックが活躍する舞台も広がり、3Dステージを駆け回るようになりました。
またシリーズ初の3Dアクションゲームとなった1998年発売の『ソニックアドベンチャー』を機に、ソニックのキャラクターデザインも変更。2011年の『ソニックジェネレーションズ』では新旧ソニックが共演し、2人を区別する呼称として、以前のデザインのソニックを「クラシックソニック」、翠眼となり新しくなった『ソニックアドベンチャー』以降の姿は「モダンソニック」と呼ばれるようになりました。
『ソニックアドベンチャー』以降のタイトルでは現在まで基本的に「モダンソニック」が活躍していますが、セガは「クラシックソニック」が活躍する機会を今後も提供したいと考えているようです。
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クラシックソニックは今後も登場する
クラシックソニックが今後もフィーチャーされる可能性は、Retro Gamer 誌のインタビューでソニックシリーズのプロデューサー飯塚隆氏(現在はセガ・オブ・アメリカのソニック統括部門「ソニックピラー」に在籍し、クリエイティブオフィサーとしてソニックに関する全てのクリエイティブを監督)がコメントしたものです。
『ソニックジェネレーションズ』でクラシックソニックを登場させたところ、ファンから肯定的なフィードバックが多く、セガは20周年の今回限りという当初の計画を変更。
実際その後、2017年にはクラシックソニックにフォーカスした『ソニックマニア』がリリース。クラシックソニックが登場したこの2つの作品は、内容面だけでなくセールス面でも成功を収めています。
クラシックソニックはとても人気のあるキャラクターであることから、「ブルーブラー(英語圏で使われるソニックのニックネーム)の未来の一翼を担う存在になればと期待しています」と飯塚氏は述べています。
メガドライブ時代のソニックを、今のユーザーに遊びやすく
ソニックの原点という意味では、メガドライブ時代のソニック5タイトルをまとめた『SONIC ORIGINS』が2022年に発売予定。オリジナル版をエミュレータベースで単純移植したものではなく、現行ハード向けに調整され 16:9 の画面でプレイが可能です。
飯塚氏によればこのタイトルはエミュレータではないことで、ゲーム自体に手を加えられることがメリットだとか。オリジナルを忠実に再現しつつ、ゲーム初心者が遊びやすくなる要素を盛り込みたいということです。
クラシックソニックの次のプロジェクト
『ソニックマニア』のようにクラシックソニックの新作が出るのか、『ソニックフォース』や『ソニックジェネレーションズ』のようにモダンソニックと共演する形になるのか。あるいは他社とのコラボレーション企画等で見ることになるのかどうか。
まずは『たべごろ!スーパーモンキーボール 1&2リメイク』へのゲスト出演が、前作『たべごろ!スーパーモンキーボール』に引き続き決まっています。
今回はソニックに加えて相棒テイルスも登場。前回よりもクラシックソニックらしさを強調したデザインとなっています。