【NPD】2021年7月の米ゲーム市場はスイッチとPS5がリード、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』が月間1位


NPD 2021年7月 米国ゲーム市場規模

 

NPDグループから報告された2021年7月(7月4〜31日週)の米国ゲーム市場規模は、コンテンツ市場の拡大に加え、次世代機も加わったハード市場が引き続き大きく伸び、全体でも二桁増の46億ドルとなりました。この数字、7月としては過去最高の売上高に。

ハードウェアは前年7月からほぼ2倍の3.2億ドル、ソフトは6%増の40.8億ドルでした。周辺機器・アクセサリも11%増の1.9億ドルと好調でした。

市場規模

2021年7月 米国ゲーム市場規模

  • コンテンツ : 40億8,500万ドル(+6%)
  • ハードウェア : 3億2,300万ドル(+98%)
  • 周辺機器・アクセサリ : 1億8,900万ドル(+11%)
  • 合計 : 45億9,700万ドル(+10%)

※コンテンツにはコンソールやクラウド、モバイル、携帯機、PC、VRのパッケージ及びデジタルのゲーム本編、DLC/MTX、サブスクリプションが含まれます。
※モバイルの集計データはSensor Tower提供

2021年1-7月 米国ゲーム市場規模

  • コンテンツ : 294億4,900万ドル(+12%)
  • ハードウェア : 26億6,900万ドル(+50%)
  • 周辺機器・アクセサリ : 14億2,400万ドル(+13%)
  • 合計 : 335億4,200万ドル(+14%)

ソフトウェア

7月の月間チャートを制したのは、Nintendo Switch で美しく蘇った『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』でした。任天堂販売タイトルとしては2月の『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』以来の1位獲得。モンスターハンター派生タイトルの『モンスターハンターストーリーズ2 〜破滅の翼〜』は3位でデビュー。

7月20日の時点でカプコンから世界100万本販売が発表されている『モンスターハンターストーリーズ2』。アメリカでも好調な出足となっており、初月の売上高は前作『モンスターハンターストーリーズ』の累計販売数の3倍以上を記録しているそうです。

その他4位に『マリオカート8 デラックス』、6位に『マリオゴルフ スーパーラッシュ』、10位に『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が入るなど、Nintendo Switch に勢いがあります。

11位以下も『あつまれ どうぶつの森』(12位)、『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』(14位)、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(17位)、『ポケットモンスター ソード・シールド』(18位)がチャートイン。

なお任天堂タイトルはデジタル版の売上が集計に含まれていません。

2021年7月 US チャート トップ20

  1. (–) The Legend of Zelda: Skyward Sword (ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD)* – 任天堂
  2. (2) Call of Duty: Black Ops: Cold War – Activision Blizzard
  3. (–) Monster Hunter Stories 2: Wings of Ruin (モンスターハンターストーリーズ2 〜破滅の翼〜 – カプコン
  4. (7) Mario Kart 8: Deluxe (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
  5. (8) Minecraft – 複数メーカー
  6. (3) Mario Golf: Super Rush (マリオゴルフ スーパーラッシュ)* – 任天堂
  7. (4) MLB: The Show 21** – SIE
  8. (9) Marvel’s Spider-Man: Miles Morales – SIE
  9. (12) Call of Duty: Modern Warfare – Activision Blizzard
  10. (13) Super Smash Bros. Ultimate (大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)* – 任天堂
  11. (1) Ratchet & Clank: Rift Apart – SIE
  12. (11) Animal Crossing: New Horizons (あつまれ どうぶつの森)* – 任天堂
  13. (17) Tony Hawk’s Pro Skater 1 + 2 – Activision Blizzard
  14. (15) Super Mario 3D World + Bowser’s Fury (スーパーマリオ 3Dワールド)* – 任天堂
  15. (10) Mortal Kombat 11 – Warner Bros. Interactive
  16. (–) Neo: The World Ends with You (新すばらしきこのせかい) – スクウェア・エニックス
  17. (18) The Legend of Zelda: Breath of the Wild (ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド)* – 任天堂
  18. (19) Pokemon: Sword/Shield (ポケットモンスター ソード・シールド)* – 任天堂
  19. (6) Resident Evil: Village(バイオハザード ヴィレッジ) – カプコン
  20. (14) Assassin’s Creed: Valhalla – Ubisoft

*デジタル販売を含まず
**Xbox版のデジタル販売を含まず

2021年 年間トップ10

  1. (1) Call of Duty: Black Ops: Cold War – Activision Blizzard
  2. (3) MLB: The Show 21** – SIE
  3. (2) Resident Evil: Village(バイオハザード ヴィレッジ) – カプコン
  4. (4) Super Mario 3D World + Bowser’s Fury (スーパーマリオ 3Dワールド)* – 任天堂
  5. (5) Marvel’s Spider-Man: Miles Morales – SIE
  6. (6) Monster Hunter: Rise (モンスターハンターライズ) – カプコン
  7. (7) Mario Kart 8: Deluxe (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
  8. (10) Minecraft – 複数メーカー
  9. (8) Assassin’s Creed: Valhalla – Ubisoft
  10. (11) Animal Crossing: New Horizons (あつまれ どうぶつの森)* – 任天堂

*デジタル販売は含まれません。
**Xbox 版のデジタル販売は含まれません。

過去12か月の売上トップ10

  1. (1) Call of Duty: Black Ops: Cold War – Activision Blizzard
  2. (2) Madden NFL 21 – Electronic Arts
  3. (3) Assassin’s Creed: Valhalla – Ubisoft
  4. (4) Marvel’s Spider-Man: Miles Morales – SIE
  5. (6) Super Mario 3D All-Stars (スーパーマリオ 3D コレクション)* – 任天堂
  6. (7) Animal Crossing: New Horizons (あつまれ どうぶつの森)* – 任天堂
  7. (8) NBA 2K21* – Take-Two
  8. (8) Marvel’s Avengers – スクウェア・エニックス
  9. (10) Mario Kart 8 (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
  10. (12) FIFA 21 – Electronic Arts

*デジタル販売は含まれません。

Nintendo プラットフォーム トップ10

  1. (–) The Legend of Zelda: Skyward Sword (ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD)* – 任天堂
  2. (–) Monster Hunter Stories 2: Wings of Ruin (モンスターハンターストーリーズ2 〜破滅の翼〜 – カプコン
  3. (2) Mario Kart 8: Deluxe (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
  4. (1) Mario Golf: Super Rush (マリオゴルフ スーパーラッシュ)* – 任天堂
  5. (4) Super Smash Bros. Ultimate (大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)* – 任天堂
  6. (3) Animal Crossing: New Horizons (あつまれ どうぶつの森)* – 任天堂
  7. (5) Super Mario 3D World + Bowser’s Fury (スーパーマリオ 3Dワールド)* – 任天堂
  8. (6) The Legend of Zelda: Breath of the Wild (ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド)* – 任天堂
  9. (7) Pokemon: Sword/Shield (ポケットモンスター ソード・シールド)* – 任天堂
  10. (9) Super Mario Party (スーパー マリオパーティ)* – 任天堂

*デジタル販売は含まれません。

PlayStation プラットフォーム トップ10

  1. (2) Call of Duty: Black Ops: Cold War – Activision Blizzard
  2. (4) Marvel’s Spider-Man: Miles Morales – SIE
  3. (3) MLB: The Show 21 – SIE
  4. (1) Ratchet & Clank: Rift Apart – SIE
  5. (7) Minecraft* – Microsoft
  6. (12) Call of Duty: Modern Warfare – Activision Blizzard
  7. (16) UFC 4 – Electronic Arts
  8. (5) Resident Evil: Village(バイオハザード ヴィレッジ) – カプコン
  9. (8) Assassin’s Creed: Valhalla – Ubisoft
  10. (11) Mortal Kombat 11 – Warner Bros. Interactive

*デジタル販売は含まれません。

Xbox プラットフォーム トップ10

  1. (1) Call of Duty: Black Ops: Cold War – Activision Blizzard
  2. (2) Call of Duty: Modern Warfare – Activision Blizzard
  3. (5) Assassin’s Creed: Valhalla – Ubisoft
  4. (4) Mass Effect: Legendary Edition – Electronic Arts
  5. (7) Forza Horizon 4 – Microsoft
  6. (9) Mortal Kombat 11 – Warner Bros. Interactive
  7. (12) Minecraft* – Microsoft
  8. (3) Resident Evil: Village(バイオハザード ヴィレッジ) – カプコン
  9. (15) Call of Duty: Black Ops III – Activision Blizzard
  10. (10) MLB: The Show 21* – SIE

*デジタル販売は含まれません。

ハードウェア

ハード市場の売上高は前年同月比で98%増の3億2,300万ドルでした。4億4,700万ドルを記録した2008年以降で最大、7月として過去3番目の販売規模となっています。

6月は Xbox Series X|S がトップとなりましたが、7月のハード市場を牽引したのは PlayStation 5 と Nintendo Switch でした。PS5 は販売金額面で、Switch は販売台数の面でトップ。Nintendo Switch はまた、金額・台数ともに年初来最も売れたハードの座をキープしています。

半導体不足の懸念がくすぶる中、任天堂・ソニー・マイクロソフトの3社それぞれ好調な販売を続けています。

周辺機器・アクセサリ

周辺機器市場も売上増。7月は11%増の1億8,900万ドルとなりました。7月は「Joy-Con(L)/(R) ゼルダの伝説 スカイウォードソード エディション」が最も売れた(金額)そうで、年間では引き続き PS5 のコントローラー「DualSense」がトップを維持しています。


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