任天堂、必要であれば新たなM&Aも検討

任天堂の古川社長は決算会見にて、新たな企業買収の可能性について言及。“急速に進む技術革新への対応が必要なら”と前置きした上で、「技術を保有する会社の買収もありえる」と新たなM&Aの可能性についてコメントしています。

手元資金が1兆円を超えている任天堂。企業価値をさらに向上させていくためどう活用していくのかを聞かれた古川社長は、「財務的な安定性を担保するためにも手元資金を確保する必要がある」とコメント。続けて、急速に進む技術革新への対応が必要なら、技術を保有する会社の買収もありえる」と述べています。

任天堂は2021年1月、近年の『ルイージマンション』シリーズなどを手掛けるカナダのデベロッパー Next Level Games 買収を発表。3月1日に全株式を取得しています。開発スタジオの完全子会社化は2007年のモノリスソフト以来。NLG の最新作『ルイージマンション3』は2021年3月末時点で959万本のヒットを記録しています。

任天堂は2021年3月期、研究開発費として過去最大の932億円を計上。2020年3月期から10.8%増加しています。2022年3月期はさらに増加し950億円となる見通し。

映像展開も複数企画に着手

任天堂は現在、『怪盗グルー』シリーズなどで知られるイルミネーションと共同で『スーパーマリオ』を題材とするアニメ映画を製作中ですが、古川社長はさらに複数の企画が動いていることを明かしています。

「映像展開に関して複数の企画に着手しており、今後はそうした分野への投資機会も増える」

イルミネーションの創業者であり、『スーパーマリオ』アニメ映画のプロデューサーを宮本茂氏と共同で務めるクリス・メレダンドリ⽒は、任天堂の任社外取締役に就任予定。マリオ映画後も緊密な関係を築いていくことになります。

メレダンドリ⽒を社外取締役として提案する理由として任天堂は、

メレダンドリ⽒はIllumination Entertainmentの創設者であり、映画プロデューサーとして数々の作品を制作された実績を有しています。企業経営者として、またエンターテインメント分野における豊富な経験と知識に基づき、当社経営に対して有益な助⾔をいただくとともに、客観的⽴場から適切に監督いただけると期待して、社外取締役の候補者になっていただくことをお願いするものです。

メレダンドリ⽒の参画により、当社取締役会の国際性を含む多様性と知識・経験のバランスが確保され、実効性の更なる向上に資することになると考えています。

としています。

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