欧州レーティング「PEGI」もガチャ的課金の有無を表示へ


 

北米レーティング機関「ESRB」(Entertainment Software Rating Board、エンターテインメントソフトウェアレーティング委員会)は現地時間4月13日、今後はガチャ系の課金要素を通常の有料コンテンツとは分けて表示することを決定しました。

欧州のレーティング機関「PEGI」(Pan European Game Information、汎欧州ゲーム情報)もまた、ESRBと同様の基準を設けることを発表しました。

今後はレーティング表示を見れば、対象年齢のほかにそのゲームにガチャ課金が含まれているかどうかも確認できるようになります。

ゲーム内購入に「有料のランダムアイテム」が含まれる場合、レーティング評価の下部に「Includes Paid Random Items」と表示されるようになります。

ESRBとPEGI、欧米のレーティング機関が足並みをそろえ、ガチャと有料コンテンツのゲーム内購入を区別して表示します。

PEGIは「有料のランダムアイテム」について、ESRBと同じように、「デジタル商品やプレミアムの類を購入するためのすべてのゲーム内オファー、プレイヤーが購入する前に入手できるアイテムを正確に把握できないルートボックスやカードパック、ルーレットなど」と説明。

現金で直接購入するのはもちろん、現金と交換してゲーム内購入に使うゲーム内通貨/仮想通貨でこれらオファーを購入する場合にも該当します。

「有料のランダムアイテム」が含まれていないがゲーム内購入が含まれるタイトルの場合は、これまで通り「In-Game Purchases」のみがレーティングに表示されます。

ゲーム内で拡張コンテンツやシーズンパスを購入できるタイトルが増えているなかで、ガチャ的課金要素に対する引き締め、ガチャ的課金の有無を明確にする動きが広がっています。

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