発売以降、継続的なアップデートが実施されている Nintendo Switch 版『The Witcher 3: Wild Hunt Complete Edition (ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション)』。最新のバージョン3.6がリリースされ、PC版とのセーブデータ共有(クラウドセーブ)やさらに細かく設定可能になったグラフィックオプションなど、いくつか大きな新機能が追加されました。
パフォーマンスの最適化も進み、より快適にスイッチでの『ウィッチャー3』を遊べるようになっています。
Contents
The Witcher 3: Wild Hunt – Complete Edition Ver.3.6
クラウドセーブ
いち早く v3.6 がリリースされた韓国地域に続いて、世界各地域でスイッチ版『ウィッチャー3』の最新アップデートがリリース。順次利用可能になっています。v3.6の大きな変更点の1つは、SteamおよびGOGとのセーブデータ互換の実装(クラウドセーブ)。Nintendo Switc版とPC版との間で進行状況を共有することができるようになりました。
自分好みの画質を細かく設定
また、より細かなグラフィックオプション(合計10種類のグラフィック効果)が実装。設定を変更することで、スイッチなりに従来よりも鮮明な画質でゲームを楽しめるようになりました。
比較映像。変更後は画面がシャープになっているのを確認できます。
画質の設定はゲームプレイ中に「-(マイナス)ボタン」>「オプション」>「ディスプレイ」>「後処理」から。調整できる項目は次の通りです。
- モーションブラー : オン / オフ
- ぼかし : オン / オフ
- ブルーム : オン / オフ
- 鮮明化 : 高 / 低 / オフ
- 被写界深度 : オン / オフ
- カットシーン被写界深度 : オン / オフ
- ライトシャフト : オン / オフ
- 水中エフェクト : オン / オフ
- 木葉視野範囲 : 高 / 中 / 低
- アンチエイリアス処理 : オン / オフ
画質の調整に加え HUD の表示項目やサイズを調整することで、スッキリとしたゲーム画面で快適にプレイできるようになります。パフォーマンスの向上・安定も期待できます。さすがにノヴィグラドのような大都市では処理落ちを避けられませんが。
その他の追加・変更点
このほかv3.6では、タッチ操作サポートやテキスト言語の追加、パフォーマンス最適化、バグ修正などが図られています。
Update 3.6の内容
Update 3.6 を適用することによる主な追加・修正内容は次の通りです。
- 追加 : タッチ操作サポート
- 追加 : Steam や GOG とのセーブファイルの統合、Switch版で地域が異なるバージョンも統合
- 追加 : テキスト言語の追加
- 追加 : グラフィックオプションの追加
- 追加 : 複数のパフォーマンス最適化
- 修正 : 様々なビジュアルや機能に関するバグ
- 修正 : ゲームプレイやクラッシュに関する問題
PCからセーブデータを転送する際の注意点
PCからセーブデータを転送する際は、次の点に注意してください。
※PC版セーブファイルでMODを使用している場合、MOD関連バグやブロッカーが転送される場合があります。
※PC版でセーブファイル名を変更している場合、Nintendo Switchのクラウドセーブ機能は認識することができません。
PC版とのクロスセーブはスイッチ版独自
パブリッシャー CD Projekt Red の担当者は、今回Switch版に実装されたPC版とのセーブデータの統合機能(クロスセーブ、クラウドセーブ)はSwitch版専用の機能であり、他のコンソール版(PS4/Xbox One)で同様の機能を実装する計画はないとUSgamerに対して語っています。
「このオプション(クラウドセーブ)は、Nintendo Switchへの移植に際して我々のチームと蜜に協力してくれた Saber Interactive と一緒に、Switch 版用に特別に設計した機能なんです。他機種の『The Witcher 3』で同様の機能を実装する計画はありません」と広報担当者は説明。PS4版やXbox One版で同様の機能が近いうちに提供されることはなさそうです。