任天堂は5月16日、「スーパーマリオメーカー2 Direct 2019.5.16」を放送。6月28日発売のNintendo Switchソフト『スーパーマリオメーカー2』に関する新情報を一挙に公開しました。
パーツやスキンのボリュームアップにとどまらず、任天堂オリジナルの新作コースを遊べる「ストーリーモード」の導入やローカル/オンラインマルチプレイの実装など、前作から圧倒的な進化を見せています。
このページでは「スーパーマリオメーカー2 Direct 2019.5.16」で明らかになったものも含め、『スーパーマリオメーカー2』の『1』から進化したポイントや違いについてまとめています。
Contents
スーパーマリオメーカーとは
『スーパーマリオメーカー』は、2Dマリオのコースを誰でも簡単に自分の思うがままにつくれて遊べる、世界中のプレイヤーと共有できるゲームソフト。第1弾は『スーパーマリオ』30周年記念ソフトとしてWii Uで発売され、様々な要素がパワーアップした第2弾がNintendo Switchで発売される『スーパーマリオメーカー2』です。
新ゲームスキン『スーパーマリオ 3Dワールド』が登場
『スーパーマリオメーカー』では、『スーパーマリオブラザーズ』『スーパーマリオブラザーズ3』『スーパーマリオワールド』『NewスーパーマリオブラザーズU』の4種類の中から好きなゲームスキンを選んでコースづくりを楽しむことができます。
ここへ、エクストラゲームスキンとして『スーパーマリオ 3Dワールド』が新登場。パーツ構成が異なるために、これまでのゲームスキンとの切り替えはできませんが、『3Dワールド』ならではのまったく新しい仕掛けを使ったコース作りが可能です。
3Dワールドスキンで登場する要素
- ネコマリオ
(壁登りやひっかき、スライディング、飛びつきなどのアクション) - とうめい土管
(中が透明になっている土管。好きな形に自由に配置できる。敵も通ることができる) - 木箱
(水や溶岩の上に浮かべることが可能。投げて足場を作ることができる) - ワープボックス
- トゲブロック
(ON/OFFスイッチと組み合わせることができる) - ビックリブロック
(叩くと伸びる) - てんめつブロック
(カウントダウンで切り替わる) - きどうブロック
(描いた軌道を往復するブロック) - キノコトランポリン
(ぼよんと弾む。高く飛べる) - のびのびパックン
(描いた軌道に沿って伸びる) - ピョンチュウ
(マリオに合わせてジャンプする) - ノコノコカー
(ノコノコ自慢の車。乗ってコースを走ることができる) - ウーガンフィッシュ
- プンプン
(クッパ軍のくノ一。分身の術の使い手。手裏剣を投げて攻撃) - マグナムキラー
(手前にも飛ばすことができる)
などなど。
ネコクッパも登場します。
ストーリーモードが追加
「ストーリーモード」では、お城の立て直しを目指して、マリオが様々なコースにチャレンジ。
キノピオや出会ったキャラクターからクエストを引き受けてコースクリアを目指します。
クエストをクリアするとコインを獲得でき、貯めたコインでお城の立て直しを進めていきます。
今作のギミックを使うなど、色々な仕掛けが詰まった任天堂オリジナルの新作コースが100種類以上登場。オフラインですぐに遊べます。遊びながらコースづくりのコツも身につきます。
オンライン
作成したコースを投稿したり、投稿されたコースを遊べる「世界のコース」が大きくパワーアップ。新着コースや人気コースから選ぶだけでなく、ゲームスキンやシーンスキン、むずかしさ、地域、つけられたタグなどからコース検索が可能。
あそんだコースにはコメントを残す機能も。
コースをダウンロードすれば、オフラインでいつでも遊ぶことができます。
職人のきせかえ
ランダムで選ばれるコースを、ミス無くどこまで進めるか「どこまでマリオチャレンジ」
世界のコースをみんなで遊ぶ「通信であそぶ」(オンラインマルチプレイ)が新搭載。
最大4人で遊ぶ対戦モードや協力してクリアを目指すモードも。
ローカルマルチプレイにも対応。
パーツ
坂をはじめ、パーツの種類が大幅増量。前作以上に、自由なコースづくりが可能になりました。100種類以上のパーツを最初から全部使ってコースづくり。
- 坂
(方向と長さを決めて坂道を作れる。緩やかな坂も作成可能) - 太陽
(『スーパーマリオブラザーズ3』で初登場した太陽が登場。どこまでもついてきてマリオを狙う) - スネークブロック
(くねくね動くスネークブロック。線を引くようにして自由に軌道を決められる。青い種類はより速い) - ON/OFFスイッチ
(スイッチを叩くたびに赤と青のスイッチが切り替わる。ブロックやレールの切り替え、ベルトコンベアの動きを反転させたりといった使い方ができる) - シーソー
(マリオの重さで左右に傾くシーソー) - ブランコクレーン
(振り子の原理で動くクレーン。敵を掴めるのでクレーンゲームも作れてしまう) - 水面
(水面・溶岩などの高さを自由に設定できるようになった。下半分が水面のコースや、水面がせり上がってくるコースも作れる。せりあがる速度も3段階から設定可能) - カスタムスクロール
(自由なスクロール設定が可能。従来の強制スクロールに加えて、カスタマイズが可能に。スクロールする方向や速度も柔軟に設定できる) - 縦長コース
(サブエリアに限り縦方向のコースが作成可能。強制スクロールも縦方向) - スクロールストップ
(画面のスクロールを止められる、外側が見えない個室を作成可能) - マグナムキラー
(巨大なマグナムキラー、追尾機能もつけられる) - カロンこうら
(溶岩の上も移動できるカロンこうら。死んだふりをすれば少しの間無敵に) - 10/30/50コイン
(1枚でたくさんのコインを獲得できる) - オトアソビ増量!
(指定したポイントを通過すると発動するオトアソビが大幅増量。敵や特定の場所に仕込んで様々な演出をつくりだせる) - ふたりでつくる
(Joy-Conをおすそわけして、2人で一緒にコース作成が可能) - たつまき
(敵も味方も、アイテムも巻き込んで巻き上げる) - ツララ
(下を通ると落ちてくる) - ななめベルトコンベア
(ベルトコンベアも斜め方向に設置可能) - あかヨッシー
(炎を吐くあかヨッシー) - パラシュート
(つければなんでもフワフワ落ちるようになる) - ブンブン
(手足を振り回してぶんぶん暴れる中ボスのブンブン)
ゴール条件
単純にゴールポールを目指すだけでなく、指定枚数のコインを獲得、特定の敵を倒す、特定の状態でゴール、ダメージを受けない、特定アイテムの取得など、幅広いゴール条件を設定できるようになりました。
シーンスキン
新たなシーンスキンとして、「さばく」「雪原」「森」「空」が追加。オリジナル版当時には出てこなかったシーンも含まれることになりますが、これら追加シーンスキンのBGMは、初代『スーパーマリオブラザーズ』の作曲者・近藤浩治氏の描き下ろし新曲。シリーズごとに、当時の音色が再現されるこだわりで、マリオファンにはたまらないサービス。
「月」
さらに、シーンスキンをもっと面白くする新要素として「月」が新登場。太陽から月に切り替えることでシーンが夜に変化。太陽だと当たるとマリオがダメージを受けますが、月は敵を一掃してくれます。
演出も昼から変化します。たとえば「地上×夜」ではクリボーがふわふわと浮く、「地下×夜」だと上下が逆さまになる、「おばけやしき×夜」では自分の周囲以外真っ暗、「空×夜」では重力が軽くなる「さばく×夜」なら風が吹く、「雪原×夜」はいつも以上に滑る、「森×夜」は水が毒になるなど。
アイテムも変化するものが。たとえば1UPキノコはくさったキノコとなってマリオをつけ狙うように。
月を配置せずに夜のシーンを作成することもできるようです。
キャラマリオ
初代『スーパーマリオブラザーズ』スキン利用時に登場した、マリオが他キャラクターに変身する「キャラマリオ」。任天堂のみならず他社のキャラクターも多数登場しました。珍しいところではベビーメタルもキャラマリオ化。
しかし『2』では今のところ確認できていません。
ましこ&ヤマムラ
『1』の説明書担当のおねえさん「ましこ」とハトの「ヤマムラ」。コースづくりのイロハを学べる「スーパーマリオメーカーコース作成講座 ましことヤマムラ」も人気となりました。最終的にはキャラマリオとしても登場。
『2』では新キャラクター「ニナ」が登場。ヤマムラは引き続き登場し、「ヤマムラ道場」でコースづくりのアドバイスを受けることができます。
スペック比較
おわりに
というわけで、「スーパーマリオメーカー2 Direct 2019.5.16」で新たに公開された『スーパーマリオメーカー2』の新要素紹介でした。ナンバリング新作として、思っていた以上の進化を見せる、2Dマリオの集大成。
大きく進化したNintendo Switchソフト『スーパーマリオメーカー2』は2019年6月28日に発売。価格は単品は6,578円(税込)、「Nintendo Switch Online個人プラン12か月利用券」がついた「はじめてのオンラインセット」は7,678円(税込)。
早期購入特典として、「Nintendo Switch タッチペン (スーパーマリオメーカー2エディション)」が付属します(数量限定)。