【比較】どこが変わった?『毛糸のカービィ』3DS版の“プラス”な新要素・新モード、Wii版との違い


 

2010年に発売されたWiiソフト『毛糸のカービィ』に新要素を “プラス” したニンテンドー3DSソフト『毛糸のカービィ プラス』が2019年3月7日に発売されます。開発担当は、オリジナルWii版に続いてグッド・フィール。

Wii版の面白さに新要素が “プラス” された『毛糸のカービィ プラス』について、わかっている情報をまとめています。

毛糸のカービィとは

『毛糸のカービィ』は2010年10月14日に任天堂から発売された、『星のカービィ』シリーズの主人公カービィが活躍する2Dアクションゲーム。

元々はカービィを題材とするアクションゲームではなく、フラッフというキャラクターを主人公に据えた『毛糸のフラッフ』というタイトルで開発されていましたが、開発が難航。そんな折、2009年夏頃に任天堂から「カービィにしてみませんか?」と提案を受けてカービィ案を採用。カービィというすでに完成されているキャラクターや世界観があったことで色々な問題が解決していき、製品版の完成となりました(詳しくは任天堂公式ホームページに掲載されている「社長が訊く『毛糸のカービィ』」で)。

『毛糸のカービィ』は、カービィたちキャラクターも含めて毛糸や布で作られた世界が特徴です。

カービィ&フラッフの毛糸を利用した「引っかけ・巻取りアクション」であったり、敵を倒した時のアニメーションも糸がほどけるようにして消えていくなど、ゲーム全体が毛糸と布のアートスタイルで構築されています。

また、プレイヤーがミスをしてもゲームオーバーにならないという部分も大きな特徴です。

このシステムのおかげで、他のカービィアクションゲームよりもさらに初心者に優しいゲームに仕上がっています。そんなのヌルくて面白くないという上級者向けには、道中で集められるビーズを落とさないようにゴールを目指す遊び方も用意されています。

3DSで“プラス”された新要素

『毛糸のカービィ』は、毛糸になったカービィが、毛糸と布の世界で冒険するアクションゲーム。

2019年のニンテンドー3DS版『毛糸のカービィ プラス』では何が変わっているかというと、まずWiiソフト『毛糸のカービィ』に収録されていたコースはすべて収録されています。加えて、いくつか新要素が“プラス” されています。

3DS版Wii版
毛糸のカービィ プラス -3DS毛糸のカービィ - Wii
プレイ人数1人1 – 2人
amiibo対応非対応
カービィの能力メタモル能力
さいほう能力
メタモル能力
デビルモード
サブゲーム
インテリア259個168個
通信すれちがい通信
(お部屋の交換)
3D表示なしなし
価格4,980円+税5,524円+税

新たなパワーアップ能力がプラス

3DS版ではオリジナル本編が丸ごと楽しめるのに加えて、コース内でのパワーアップ要素が追加されています。

コース上で「さいほうのもと」と呼ばれる特別なアイテムを取ると、カービィが「さいほう能力」をもった姿にパワーアップ。さいほうのもとは、敵が持っていたり、仲間のフラッフが持ってきてくれることがあります。

「さいほう能力」でカービィは、どんな能力を得るのでしょうか。

たとえば「あみぼう」をゲットすると、いつもより大きな毛糸玉を作れるようになったり、「ナイロン」なら風を起こしてビーズを集めたり、「ボビン」なら遠くまで伸びるボビンのヨーヨーを使えるようになったりなど、様々な能力を使えるようになります。「さいほう能力」は全部で6種類収録されます。

  • あみぼう – 大きな毛糸玉を作って敵にアタック
  • ハリガネ – 切れ味抜群のソードを使える。大回転斬りも。
  • ボタン – いろいろ壊せるボタンのばくだん。
  • ナイロン – 風を起こしてジャンプ。ビーズを吸い寄せる。
  • ボビン – 遠くまで伸びるボビンのヨーヨーを繰り出す。
  • マチバリ – いろんな方向に投げられるまち針。

デビルモード

お邪魔キャラクター「デビル」が頭上を追いかけてくる「デビルモード」が新登場。このモードではカービィにライフの概念があり、デビルをうまく撃退しながらコースを進まなくてはなりません。デビルモードは収録されている全てのコースで遊ぶことができます。

新作サブゲーム

『カービィ』シリーズでおなじみの「デデデ大王」と「メタナイト」をそれぞれ操作して遊ぶスコアアタック型のサブゲームが新収録。デデデ大王もメタナイトも、この世界では毛糸のすがたで登場します。

デデデでドドド

デデデ大王を操作し、コースを爆走。ジャンプとジャイアントデデデスイングを使い分けて突き進みます。

メタナイトスラッシュ

メタナイトの華麗な剣さばきで、押し寄せる敵をなぎはらって進みます。

カービィのへやにおける「たからもの」の種類が大幅に増加

コース上で入手できる「たからもの」は、カービィのへやのインテリアとして置くことができます。この「たからもの」の種類が『毛糸のカービィ プラス』では大幅に増加。より楽しい部屋作りをできるよになりました。中には「デビルモード」や「サブゲーム」をクリアしないと手に入れられない特別なインテリアもあるらしい…。

なお3DS版では「すれちがい通信」でカービィのへやを配ることができます。

裸眼立体視(3D表示)はある?

3DSといえば裸眼立体視(3D表示)ですが、『星のカービィ プラス』は非対応。すべて2D表示となります。

amiiboに対応

『毛糸のカービィ プラス』は『amiibo』に対応しています。「星のカービィシリーズ」をはじめとする「カービィ」「ワドルディ」「デデデ大王」「メタナイト」の『amiibo』をタッチすると、カービィが特別な姿に変身。それぞれ特別な「さいほう能力」を使うことができます。

※タッチ回数に制限はありません。
※対応キャラクターのamiiboであれば、「星のカービィシリーズ」以外のamiiboでも使用することができます。


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