Nintendo Switch の1年目に『FIFA 18』を発売し、様子を伺っていたエレクトロニック・アーツ。好セールスを見せたことで、2シーズン目も『FIFA』の新作投入を決めています。EAと並んで巨大なスポーツブランドを持つ2K、そしてその親会社のTake-Twoはどうでしょうか。Take-Twoは昨年、2Kから『NBA 2K18』と『WWE 2K18』を、Rockstar Games から『L.A. Noire』をリリース。そして今年は『NBA 2K19』と『Carnival Games』(国内発売未定)が計画されています。
Take-Two の CEO を務める Strauss Zelnick 氏は業界メディア GamesIndustry.biz に対して「これまでのところ発売したタイトルは成功している」とコメント。今後、さらに多くのタイトルをスイッチで発売すると明言しています。
『Carnival Games』シリーズは、Wii を中心に展開されたパーティゲーム。Wii のサードパーティタイトルとしては、最も成功した事例の1つなのだそう。2007年の第1作目以来、全世界で950万本を出荷していて、その大半をWii版が占めているとのこと。Nintendo Switch 版は初代と同じタイトルで発売されますが、スイッチ向けに一から再構築。以前のミニゲームと、Joy-Conの機能を活用した新たなゲームが収録されています。
バンダイナムコもWiiで好評だった『Go Vacation (ゴーバケーション)』をスイッチ向けにリファイン。他機種からの移植やリマスター、リメイクが目立つスイッチですが、Wii U / PS3 / Xbox 360 世代にとどまらず、さらにその前の世代まで手を伸ばし、スイッチ向けに再投入しようという動きが出ています。今後もWii世代からの移植/リマスター/リメイクが行われるのかどうか、これら元人気タイトルの再発売が1つの試金石となりそうです。
Take-Twoのスイッチ向けタイトルが増加するのを期待できる一方で、最高の体験を提供できないと判断されたプロジェクトは凍結されています。『WWE 2K18』で2012年の『WWE ’13』以来に任天堂プラットフォームへ復帰した『WWE 2K』シリーズですが、それもわずか1作にとどまりました。
最新作『WWE 2K19』は「『WWE 2K』ファンにとって最高の体験を生み出すことに焦点をおいている」関係から、スイッチ版は非対応に。スイッチ版『WWE 2K18』問題の修正やプラットフォームへの最適化は、少なくとも今年は見送られることとなりました。