米エレクトロニック・アーツ(Electronic Arts, EA)は任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」の普及台数について、2018年の年末までに累計3000万台に達するだろうとの考えを明らかにしました。
2019年3月期の見通しの1つとして述べたもので、EA のビジネスの中核を担うプラットフォームである PlayStation 4 と Xbox One は2018年末までに合計で1億3000万台に達すると予想し(2017年末は1億300万台)、今年も堅調な推移となるだろうと見ています。
2017年3月3日に任天堂が発売を開始したニンテンドースイッチの普及台数は、2018年3月末までに世界1779万台。任天堂は2018年4月から2019年3月末までの1年間で2000万台を出荷する計画で、順調にいけば、スイッチが3年目に入る頃には、4000万台近い出荷台数になっている数量です。
出荷と実売にはある程度数字に開きがあります。この年末までに3000万台普及するという EA の予想は、任天堂が立てている目標が達成できると踏んでのもの。スイッチの好調な販売は、今後もしばらく続くと考えているようです。
EA はニンテンドースイッチの1年目に『FIFA 18』しか自社タイトルを発売しておらず(『Fe』は Zoink 開発)、これまでのところスイッチに積極的なメーカーではありません。ただスイッチの普及見通しに言及したことや、2度目の年末を終えるまでに3000万台という、ビジネスに充分な規模に成長すると読んでいることから、今年は『FIFA』以外のタイトルも見られるかもしれません。
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