13日に行われた任天堂の「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」に登壇した米 Electronic Arts の EVP (Executive Vice President) のパトリック・ソダーランド氏がファミ通のインタビューに応じ、Nintendo Switch では任天堂のソフトメーカーに対するアプローチがこれまでとは変化していることを明らかにしました。
主にファミリー層を中心に、世界的に人気のあるキャラクターを多数保有する任天堂は、サードパーティーと呼ばれるソフトメーカーとの関係も大事にする一方で、どちらかと言えば自分たちのアイデアを実現しやすいハードを作り、提案する傾向にありました。
パトリック・ソダーランド氏は、今回の任天堂のアプローチはこれまでとは違うと言います。Nintendo Switch で任天堂は、ハード開発当初から EA や Activision など他社の話に耳を傾け、一緒に取り組んできたのだそう。初期段階から他社と組むことで、プラットフォームの成功を確実にするために展開してきたと言うことです。
EA が発表したのは、今のところまだ前世代機のサポートも続いている『FIFA』1本のみ。
とはいえ、今回は任天堂との協力体制があることで準備がしやすくなっており、パトリック氏は「EA はどのゲームもどんなプラットフォームでも出せる体制を構築している」と述べ、「ゲーマーのいるところへはどこへでも行きます」とコメント。
Switch の普及拡大を見込めることが前提になってくるでしょうが、EA からさらなるタイトルが登場してくるだろう可能性を前向きに語りました。
EA はプレスリリースで、2017年内に登場予定の Nintendo Switch 版『FIFA』について「任天堂のプレイヤーの皆様に、最高の没入感、ソーシャル要素、そしてかつてないリアルなスポーツゲームをお届けします」とコメント。Nintendo Switch に特化した FIFA 体験を提供するとしています。