12月1日、ついに発売されたモノリスソフトの Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) 用最新 RPG『Xenoblade 2 (ゼノブレイド2)』。総監督・原案・脚本などを手がける高橋哲哉氏のインタビューが 4Gamer.net に掲載され、今作の開発意図や設定などについて語っています。
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ゼノブレイド2 のマップの広さ・面積
『ゼノブレイド2』の世界は、広大な雲海に「巨神獣(アルス)」と呼ばれる大小様々な巨大生物が浮かんでいて、彼らアルスの上に人々が生活しているという独特の設定。フィールドはオープンワールドではなく、広さはあるもののエリアごとに区切られた作りになっています。
高橋氏によると、面積だけでいう広さは『ゼノブレイド1』と同程度。ただし、攻略の手応えとなると話は変わってきて、かなり増えているということです。意外なところにある入口を探すのも楽しみの1つだとか。
ゼノブレイド2のストーリーボリューム
オープンワールドのハクスラ型『ゼノブレイドクロス』から、ストーリーにも重きをおいた『ゼノブレイド1』を引き継ぐスタイルとして、ナンバリングの『ゼノブレイド2』がつけられた本作。ストーリーのボリュームは『ゼノブレイド1』の1.2倍から1.3倍ほどになっているそうです。加えて、サブクエストや探索、ハイレベルモンスターとの戦いも入っており、『1』よりは確実にボリュームがあると高橋氏。
ゲームを知り尽くしている高橋氏がスタートからラスボスまで、脇目も振らずに必要最低限のカスタマイズでプレイして、60時間弱程度かかったそうです。
Wii 版『1』のときもクリアまでのストーリーに厚みがあり、サイドクエストも豊富だったので、おそらく多くのユーザーが遊んでいる最中で99時間59分のカンスト状態になったかと思いますが、『2』はあれ以上楽しめると。高橋氏は「むしろクリア後が本番かもしれません」と、やり込みが好きな人にとっては長く楽しんでもらえる仕様になっているとコメントしています。
追加コンテンツ:シナリオはすでに完成
さらに今回は、追加コンテンツの配信が発表済み。ハマったらハマっただけ、深く楽しむことができそうです。『ゼノブレイド2』の追加コンテンツは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と同じように、「エキスパンション・パス」という形でリリース。発売日からコンテンツが徐々に配信され、定期的にクエストや新規レアブレイドなどが配信されたのち、最終的には新規のストーリーを楽しめるようになる予定です。
高橋氏によれば、開発の中期から「もっともっとアルストの世界で長く遊んでもらいたい、そのために発売後もコンテンツを追加していきたい」という話が出てきていたそうで、現在は鋭意製作中。
追加予定の新シナリオはすでに完成。配信予定時期が2018年秋とされているのは、“予定している新規のストーリーにけっこうなボリュームがあって、それを作るのがかなり大変で、そこから逆算したスケジュール” になっているため。クリアしなくてもプレイ可能だが、クリアしていたほうが楽しめると思うとコメント。
有料DLCとして個別に配信する可能性については、要望次第と高橋氏。ただ、エキスパンション・パスの開発に注力していて、個別配信まで手が回るかどうかは未定だそう。
「エキスパンション・パス」は『ゼノブレイド2』をより深く楽しむためのDLCパックなので、出るかどうかわからない個別配信を待っているのであれば、作品を気に入ったら買って損はしないかと思います。
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