任天堂、ゲームボーイ本体デザインを商標登録出願。『ニンテンドークラシックミニ』化への期待も


 

昨年発売された『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』に続いて、今年は『ニンテンドークラシックミニ』の第2弾として「スーパーファミコン」が復刻。再び品薄の人気となっていますが、任天堂がかつて発売した人気ハードを復刻するこのプロジェクトは第3弾以降も続いていくでしょうか。

商標botのツイートによれば、任天堂は2017年9月15日に「ゲームボーイ」本体デザイン(画像)を商標登録出願。3日にその情報が公開されました。早くも『ニンテンドークラシックミニ ゲームボーイ』を期待する声もあるようですが、はたして第3弾発売はあるのかどうか。

ゲームボーイ画像の商標の区分は、第9類、第28類の「家庭用テレビゲーム機用プログラム」や「家庭用テレビゲーム機用のプログラムを記憶させた記憶媒体」「携帯用電子ゲーム機用プログラム」「携帯用電子ゲーム機用のプログラムを記憶させた記憶媒体」などビデオゲーム関連やスマホ・タブレット関連商品、あるいは周辺機器・アクセサリなど。またゲームボーイデザインのグッズ関連と思われる第14類、第18類なども含まれています。

興味深いところでは、第28類にある「遊戯用器具」「運動用具」「業務用テレビゲーム機」「業務用テレビゲーム機の部品及び附属品」「遊園地用機械器具」の部分も色々と想像が膨らむ箇所だったりもします。

(511)【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第9類 家庭用テレビゲーム機用プログラム,家庭用テレビゲーム機用のプログラムを記憶させた記憶媒体,携帯用電子ゲーム機用プログラム,携帯用電子ゲーム機用のプログラムを記憶させた記憶媒体,電子計算機用プログラム,電子計算機用のプログラムを記憶させた記憶媒体,スマートフォン用プログラム,スマートフォン用のプログラムを記憶させた記録媒体,インターネットを利用して受信し及び保存することができる画像ファイル,録音済み及び録画済み記録媒体,スマートフォン用のケース,スマートフォン用のカバー,電子応用機械器具及びその部品,コンピュータ周辺機器,マウスパッド,コンピュータ,ノートブック型コンピュータ,タブレット型コンピュータ,マイクロコンピューター,ICカード(スマートカード),コンピュータ用ペン型データ入力具,充電器,スマートフォン用の充電器,ヘッドホン,イヤホン,充電池,スマートフォン用の充電池

第14類 キーホルダー,キーホルダー用チャーム,記念カップ,記念たて,記念コイン,身飾品,貴金属製バッジ,ネクタイピン,ネックレス,ブローチ,襟用ピン(身飾品),装飾用ピン,時計,貴金属,宝石箱

第18類 かばん金具,がま口口金,蹄鉄,皮革,皮革製包装用容器,愛玩動物用被服,かばん類,袋物,携帯用化粧道具入れ,傘,財布,小銭入れ,スーツケース

第21類 化粧用具,台所用品(「ガス湯沸かし器・加熱器・調理台・流し台」を除く。),マグカップ(貴金属製のものを除く。),弁当箱,愛玩動物用食器,貯金箱,水筒

第25類 被服,ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト,履物,仮装用衣服,運動用特殊靴,運動用特殊衣服,帽子,スカーフ,マフラー

第28類 家庭用テレビゲーム機,家庭用テレビゲーム機の部品及び附属品,家庭用テレビゲーム機用コントローラ及びジョイスティック,携帯用電子ゲーム機,携帯用電子ゲーム機の部品及び附属品,携帯用電子ゲーム機の液晶保護フィルム,携帯用電子ゲーム機用保護ケース,携帯用電子ゲーム機用収納ケース,カードゲームおもちゃ及びその附属品,おもちゃ,人形,クリスマスツリー用装飾品,パズル,おもちゃの人形,風船,小型おもちゃの性質を持つパーティー用贈呈品,トランプ,盤ゲーム,トレーディングカードゲーム,トレーディングカードゲーム用カード,遊戯用器具,運動用具,業務用テレビゲーム機,業務用テレビゲーム機の部品及び附属品,遊園地用機械器具

via: J-PlatPat

今回確認されたのは商標登録の件であり、任天堂が公式に『ゲームボーイ』の復刻を発表したわけではありません。模造品や非公式製品への牽制や対策であることもしばしばですし、ニンテンドークラシックミニではない別の何かでゲームボーイを活用する計画があるのかも。たとえば7月に発売されたレスポートサックとのコラボレーションでは、初期型の緑がかった液晶の色を含めてまんまゲームボーイのポーチも発売されています。

LeSportsac × Nintendo
メーカー: レスポートサック
発売日:

任天堂は今年7月、NINTENDO64のコントローラデザインも商標登録出願。ゲームボーイを含めてファミコン、スーパーファミコンに続く復刻があるのかどうかはさておき、過去の資産を思い出のままにしないのは、最近の任天堂の戦略に見られる動きですし、ゲーム業界全体でも“リバイバル” がトレンドの1つとなっていますから、今後の動向に注目していきたいところです。


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