貼るだけで、手軽に自分仕様のゲーム機やコントローラーにデコれるデカールやステッカー、スキンシール。ただ残念ながら、Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) 本体や Joy-Con (ジョイコン) とは相性が良くないようで、メーカーは予定していた商品の販売を取りやめたり、ステッカー類を貼ることでデバイスの表面を傷つけるおそれがあると注意を呼びかけています。
スマートフォンからラップトップ、ゲーム機に至るまで幅広いデジタル家電向けスキンシールを手がけるメーカー dbrand は、Switch や Joy-Con のコーティングはスキンシールと相性が悪く、利用することでデバイスの表面を損傷するおそれがると報告。
@dbrand After removing the skin, it was obvious that the coating on the JoyCons do not play well with any kind of adhesive… (4/6) pic.twitter.com/m8kDluuTOX
— dbrand (@dbrand) 2017年3月3日
製品を受け取った dbrand が Nintendo Switch 向けの商品をテストしたところ、貼る段階では非常に美しい完成度だったものの、剥がす時に問題が発生。コーティングの塗膜が傷つき見るも無残な表面になりました。Joy-Con だけでなく本体も同様の結果となり、ロゴマークがボロボロになることが分かりました。
テストの結果を受けて dbrand は、Nintendo Switch のコーティングはあらゆるタイプのスキンシール類と相性が悪いと結論づけ、Switch 用スキンの販売を中止することを決定。Switch 用スキンのすべての予約をキャンセルして返金を行い、あなたの Switch を傷つけるおそれがあるとして、スキンシールを利用しないよう警告しています。
競合他社も販売中止を決定「Switch のコーティングはスキンシールに適さない」
dbrand の競合メーカーの1つである SlickWraps もまた、80以上の素材を使って Switch 用スキンのテストを実施。結果は dbrand と同じで、SlickWraps も Switch のコーティングはスキンシールに適さないと判断し、販売しないことを決定します。
免責とすることでカスタマイズを提供することも検討したものの、自分たちの製品がデバイスに悪影響を及ぼすことは望まないという理由から、これについても対応しないことが決まっています。