にて、任天堂の Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) 用ソフト『スプラトゥーン2』のプロデューサー野上恒氏へのインタビュー記事が掲載。インタビュー自体は1月14日に行われたもので、最新情報をキャッチしていない部分もあるものの、前作から2年が経過したイカ世界のトレンドを探る上で興味深い内容となっています。
アップデート版ではなく『2』になった理由は
ユーザーの皆さんには、『1』をしゃぶり尽くすほど遊んでいただけていると感じていたので、要素を追加するアップデート版ではなく、もう一度新鮮な気持ちで遊んでもらいたかった。
Contents
ブキについて
前作に登場するメインウェポンは、ブラスターやフデなどの派生的なブキ種を含めてすべて登場。スペシャルウェポンは一新するし、サブウェポンの構成も見直すので、アップデートで新しくブキが増えていく事も含め、また試行錯誤を楽しんでもらえると思う。ブキの総数は『1』から増加する予定。
新ブキ種はまだ研究中。今回発表したものも変更されるかもしれない。
フェスについて
オンラインマッチは基本的に世界中のユーザー同士がマッチング。フェスなどは地域ごとに開催。
2のポーズについて
滑るのを覚悟していた。1回だと伝わらないと思ったので、2回やった。2度目は少しタメた。あれをやったのはあくまでイカ研究員で野上ではない。
スペシャルウェポン
スペシャルウェポンは『1』から一新。総入れ替え。戦略をリセットしたいとの理由から。スペシャルウェポンは戦況を変える軸となるので、その軸を変えることで戦略も大きく変化する。前作をやり込んだ人にも、もう一度スタートラインに立った状態から楽しんでもらえるようにとの狙いもある。
ボムラッシュのようなスペシャルウェポンは、任天堂が昔発売していた「ウルトラマシン」がモチーフ。ボムラッシュに近いように見えるが、ちょっと違う。
スペシャルウェポンの総数は7つ以上。
髪型、ボトムス
髪型とボトムスに関しては、『1』の目の色や肌の色と同じような役割。戦闘とは関係なく、見た目のアクセントを付ける要素。ギアパワーなし。
ギアパワー
ギアパワーの種類はまだ詳しく話せないが調整予定。
2年後の世界
『1』のプレイヤーだったイカたちは16歳くらいになり、次の14歳が上がってきたイメージ。なので今回のプレイヤーも14歳という設定。音楽のトレンドも2年前から変化し、ストレートなロック調からちょっとオルタナティブな雰囲気に。
子猫のような彼は
ジャッジくんの子どもかどうかもわかりませんが、いっしょにジャッジをしているので、何か関係はあるのかもしれない。いずれ明らかになっていくのかもしれない。
切なそうな背中が印象的だったホタルだが
アオリもちゃんと出てきます。ちょっと忙しくてPVに出られなかった。
前作で出演していたキャラクターについて
舞台が「ハイカラシティ」から「ハイカラスクウェア」へ変わっているので、出て来るキャラクターも立ち位置が変わっている。たとえば、ロブは『1』では靴屋の雇われ店長だったが、今回は独立して自分の店を持っているよう。クツ屋ではないようだが。
現実の2年間で起こるような変化を描くことで、よりリアリティーを持ってイカ世界が存在しているように感じていただけるようにしている。自分といっしょにIP(知的財産)が育っているのが感じていただけるかなと思う。
対応コントローラー
Nintendo Switch で対応する全てのコントローラーのプレイスタイルで操作可能。「Joy-Con」だけでなく、Proコントローラーでの触り心地もかなり良い。もちろん、携帯モードでも遊べる。
タッチ操作
ゲーム部分にタッチ操作を使う予定は無い。スーパージャンプもスティックやジャイロ操作で行えるように変更している。
ローカルで、本体を持ち寄って遊べる
Nintendo Switch になったことで、本体を持ち寄ってのローカルマルチプレイが可能に。プライベートマッチを顔と顔を合わせて行えるようなイメージ。
ローカル通信の信用は
それは、また後日。
スマートフォンアプリを通じた通信プレイ
アプリと連動したマッチングからのマルチプレイが可能。アプリ側でルームを作って用意して、そこに集まった人同士でゲーム側でマッチングができる。ルームにはフレンドを招待したり、SNSを使ってフレンド以外の人を招待することもできる。
HD振動にも対応
オフコース、HD振動にも対応。相手を見事に撃ち抜いたときの手応えなど、よりよい触感になるよう調整しようと考えている。
60fps でのレスポンス
Nintendo Switch の性能でグラフィックの質の向上も目指してはいるが、一番重視しているのは「秒間60フレーム」で動かすこと。レスポンスが最も重要と考えているので、グラフィックの調整はそれを実現した上で。
発表内容は基本中の基本
発表できたのは『1』でいうE3 + α の内容。新しい要素の一端をお見せしたに過ぎない。