Jリーグと英パフォームグループが提供するスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」は20日、2017年より10年間(〜2026年)の放映権契約締結で合意したと発表しました。放映権料は総額約2100億円。J1/J2/J3のリーグ戦、Jリーグチャンピオンシップ、J1昇格プレーオフ、J2・J3入れ替え戦の全試合が含まれます。
今回の契約により、2017シーズンより明治安田生命J1リーグ、J2リーグ、J3リーグの全試合が「DAZN」によって生中継されることになります。テレビを始めPCやスマホ、タブレット、ゲーム機など様々なデバイスに対応したストリーミングサービスであることが彼らの特徴。
価格や加入方法などのサービス概要は今夏発表予定。
またJリーグとDAZNは、NTTグループと協力してJ1クラブのホームスタジアムを始めとした全国のスタジアムのWi-Fi環境整備や情報サービス提供といったICT化を推進。スタジアムでの視聴環境の質向上や新たな体験創出など、Jリーグを更に楽しめる環境を整えていくということです。
なお日経によると、今回の契約では著作権をJリーグが持つことになり、独自に動画を編集して自サイトで使ったり、パフォームの了解を得て地方局などに売ったりすることも可能(従来は自由に使うことができませんでした)。
先日報じられた段階では、年間100億であるとか130億であるとか言われていたJリーグとパフォームとの契約ですが、年平均200億円とそれを上回る額で合意。これまでの放映権料30億〜50億円から大幅増となりました。
放映権の増加も大きいですが、自前のコンテンツを作りやすくなる点も各クラブにとってメリットが大きそうですね。Jリーグ中継やコンテンツの扱い方がどう変わっていくのか注目したいところ。