Amazon の電子書籍リーダー「Kindle」シリーズの中でも最も人気となっている「Kindle Paperwhite」に新モデルが登場。従来モデルよりも画面が大きく(6インチ→6.8インチ)、バッテリー持ちも向上しているなど、様々な点で進化しています。カバーや「Amazon Kids+(1年)」が付属する「Kindle Paperwhiteキッズモデル」もあわせて販売。
また今回はもうひとつ「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」という別バージョンも新登場。通常モデルとはどこが違うのでしょうか。
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Kindle Paperwhite シグニチャーエディションと通常モデルはどこが違うのか
「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」には新しくなった「Kindle Paperwhite」の基本スペックを踏襲しながら、独自の機能が盛り込まれています。
Kindle Paperwhite (第5世代)新 | Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | |
---|---|---|
端末サイズ | 174 x 125 x 8.1 mm | |
ディスプレイ | 6.8インチ | |
解像度 | 300ppi | |
フロントライト | LED 17 個 | |
重量 | 205g | 207g |
ストレージ | 8GB | 32GB |
バッテリー | 最大10週間 | |
充電ケーブル | USB-C | |
ワイヤレス充電対応 | – | ● |
防水機能 | IPX8等級 | |
色調調節ライト | ● | ● |
明るさ自動調整機能 | – | ● |
【共通】Kindle Paperwhite 史上最大の6.8インチ (300ppi) ディスプレイ
新しくなった「Kindle Paperwhite(第5世代)」および「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」は前機種と比べディスプレイサイズが拡大。6.8 インチの Kindle Paperwhite 史上最大サイズで読書を楽しむことができます。画面は大きくなっても解像度は 300ppi をキープ。本物の紙のようにくっきりと表示されます。ディスプレイの輝度も前機種に比べて最大 10% 向上しています。
また「Kindle Paperwhite」として初めて色調調節ライトが搭載。スクリーンの色調を明るいホワイトから暖かみのあるアンバーへ調節できます。ライトはスケジュール設定が可能。
【共通】最大10週間持続可能なバッテリー
バッテリー持続時間も前機種と比べ向上。以前のモデルも最大6週間バッテリーが持続しましたが、新モデルでは最大10週間持つようになりました。バッテリーが無くなったときの充電も高速です。
充電ケーブルは USB-C が採用。高速充電により、9W 以上のアダプターを使用した場合はわずか 2 時間半で充電が完了します。バッテリーが長持ちする上に充電もすぐに完了。バッテリー切れの不安なく、いつでも読書を楽しめます。
【共通】防水性能
両機種とも IPX8 規格に準拠した防水性能を備えており、入浴中に誤って水没させてしまったなど偶発的な水没に耐えられるよう設計されています。実験では、水深 2 メートルまでの真水で最大 60 分、水深 0.25 メートルまでの海水で最大 3 分まで耐えられることが確認されています。
【シグニチャー エディション】ワイヤレス充電対応
「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」は Kindle シリーズとして初めてワイヤレス充電に対応。USB-C ケーブルで充電することに加えて、互換性のあるワイヤレススタンド(別売)にセットして充電を行うことができます。
遅いイメージのあるワイヤレス充電ですが、本モデルでは急速充電に対応しており、7.5W のワイヤレス充電で、わずか2時間で100%の充電が可能です。フル充電すれば最大 10 週間程度はバッテリーが持続。
【シグニチャー エディション】明るさの自動調整
もうひとつ「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」独自機能として、「Kindle Oasis」にも搭載されている「明るさ自動調整機能」が搭載されています。周囲の明るさを感知して、自動で画面の明るさを調整してくれる機能。暗すぎず明るすぎず、どのような場所・状況でも心地よい読書体験が可能です。
ストレージの違い 8GB or 32GB
前「Kindle Paperwhite」では 8GB または 32GB から保存容量を選択可能でした。新しくなった「Kindle Paperwhite」では通常モデルが 8GB、「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」がその 4 倍の 32GB となっており、それ以外の容量を選択することはできません。ちなみに容量の目安として、一般的な書籍の場合、8GB あれば数千冊程度を保存可能です。
Kindle シリーズの場合は Fire タブレットのように microSD カードで保存容量を増やすといったことができないので、たくさん読む方はあらかじめ保存容量が大きな端末を購入することをオススメします。
価格について
価格について。「Kindle Paperwhite」は広告つきモデルが 14,980円、広告なしモデルが 16,980 円。「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」は単品が 19,980 円、ワイヤレス充電スタンド付きセットが 22,460 円です。
- 通常モデル (広告あり) – 14,980 円
- 通常モデル (広告なし) – 16,980 円
- シグニチャーエディション – 19,980 円
- シグニチャーエディション (ワイヤレス充電スタンド付) – 22,460 円
仕様比較
「Kindle Paperwhite」と「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」の仕様の違いをあらためて見ていきます。
Kindle Paperwhite (第5世代)新 | Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | |
---|---|---|
端末サイズ | 174 x 125 x 8.1 mm | |
ディスプレイ | 6.8インチ | |
解像度 | 300ppi | |
フロントライト | LED 17 個 | |
重量 | 205g | 207g |
ストレージ | 8GB | 32GB |
バッテリー | 最大10週間 | |
充電ケーブル | USB-C | |
ワイヤレス充電対応 | – | ● |
防水機能 | IPX8等級 | |
色調調節ライト | ● | ● |
明るさ自動調整機能 | – | ● |
基本性能・端末サイズはほぼ同じながら、「ワイヤレス充電対応」「明るさの自動調整」「ストレージ容量」の点で違いがあります。広告なしモデルを選んだ場合の価格差は 3,000 円。ワイヤレス充電を使用するのであれば5,480円の差があります。
他モデルとの仕様比較
旧モデル(第4世代)や Kindle Oasis との主な仕様比較は次の通り。画面の大型化、色調調節、バッテリー持ち向上、USB-C の採用が従来モデルからの主な変更点。新たな「シグニチャーエディション」では「明るさ自動調整機能」や「ワイヤレス充電」にも対応します。
Kindle Paperwhite (第4世代)旧 | Kindle Paperwhite (第5世代)新 | Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | Kindle Oasis | |
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端末サイズ | 167 × 116 × 8.2 mm | 174 x 125 x 8.1 mm | 159 x 141 x 3.4-8.4 mm | |
ディスプレイ | 6インチ 反射抑制スクリーン | 6.8インチ 反射抑制スクリーン | 7インチ 反射抑制スクリーン | |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | |
フロントライト | LED 5 個 | LED 17 個 | LED 25 個 | |
重量 | 182g (+4Gは191g) | 205g | 207g | 188g |
ストレージ | 8GB / 32GB | 8GB | 32GB | 8GB / 32GB |
バッテリー | 最大6週間 | 最大10週間 | 最大6週間 | |
充電ケーブル | micro USB | USB-C | micro USB | |
ワイヤレス充電対応 | ● | |||
防水機能 | IPX8等級 | IPX8等級 | IPX8等級 | IPX8等級 |
色調調節ライト | ● | ● | ● | |
明るさ自動調整機能 | ● | ● | ||
人間工学的デザイン | ● | |||
自動画面回転機能 | ● | |||
ページ送りボタン | ● |
【シリーズ共通】新インターフェイスで新たな読書体験
Kindle シリーズ全体の新しい機能として、いくつか新機能が追加されています。ホーム画面・ライブラリ・読書中の本の間での画面の切り替えが簡単に行えるようになるなど、より簡単で直感的な読書体験ができるようになりました。
設定は画面の上から指でスワイプダウンするだけで変更が可能になり、画面の輝度などの調整や、機内モードやダークモードをオン/オフしたりすることが容易に。
iOS / Android のKindle アプリでは、アプリを使ったクイック設定が可能になりました。Kindle デバイスを自身のスマートフォンとペアリングするだけで、手順も少なく、すぐに Kindle デバイスの利用を開始できます。
複数デバイスで読書状況を同期する「Whispersync」や「Word Wise」といった従来からある機能も引き続き利用可能です。
新世代「Kindle Paperwhite」および「Kindle Paperwhiteキッズモデル」は2021年10月27日出荷開始予定。「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」は2021年11月10日出荷開始予定。
ワイヤレス充電スタンド単品及びセットは2021年12月1日出荷開始予定。