Ubisoftは現地時間9日、6月30日を末日とする2016年3月期第1四半期(4-6月期)業績を発表。目標としていた8000万ユーロを上回り、売上高は9660万ユーロでした。
『ASSASSIN’S CREED: CHRONICLES CHINA』などデジタルで複数新作を投入したものの、『Watch Dogs』のような新作AAAタイトルを欠いた今四半期は、売上高3億6010万ユーロを記録した前年同期と比較して73.2%の大幅ダウン。
ただ、旧作のセールスが前期比59.3%の9160万ユーロと好調でした。特に『Assassin’s Creed Unity』が期待以上のパフォーマンスを示した他、『Far Cry 4』『The Crew』『Watch Dogs』といったタイトルが牽引したとのこと。
デジタル販売は5410万ユーロ。総売上高の56.0%を占め、前年同期から32.8ポイント上昇しました。割合こそ大きく増加していますが、金額ではこちらもダウン。前年同期の8400万ユーロから35.5%ダウンしています。
地域別・機種別 販売割合
地域別販売割合は、お膝元の欧州が43%でトップ。次いで北米が37%、日本を含むその他地域は20%でした。前期と比較して欧州が1%、北米が7%ダウン、その他が8%上昇しています。
機種別販売割合は、PS4が27%と他家庭用ゲーム機を圧倒。次いでPCが23%、Xbox One/Xbox 360/PS3がそれぞれ11%、Wii&Wii Uが3%、モバイルその他が14%でした。
全体で1億ユーロに満たない売上高ですから、規模はそう大きくありませんが、ハードの勢いであったり、アクティブな数が反映されたようなシェアとなっています。またPCとその他の割合が前年と比較して大きく伸びました。
第2四半期は主に
『MIGHT & MAGIC HEROES VII』(PC)
『RABBIDS APPISODES』(iOS/Android)
『TOY SOLDIERS WAR CHEST』(PC/PS4/Xbox One)
が投入予定。
Ubisoftは今四半期の結果を踏まえ、第2四半期(7−9月期)の総売上高を9000万ユーロとの予測。通期の売上目標は2015年3月期並で、営業利益2億ユーロを見込んでいます。