任天堂が1月30日に発表した2020年3月期第3四半期決算(2019年4-12月)は、9月の Nintendo Switch Lite 投入効果などもあって Nintendo Switch が好調に推移。
売上高は3%増の1兆227億円、営業利益は20%増の2,629億円、経常利益は14%増の2,738億円、純利益は16%増の1,964億円となりました。
Nintendo Switch ファミリーの販売台数は前年同期比23%増の1774万台、ソフトウェア販売本数は30%増の1億2,313万本となりました。当期のミリオンセラータイトル数は、サードパーティーのものも含めて21タイトルに。
デジタル売上高は48%増の1,249億円。『マリオカート ツアー』がリリースされたモバイル・IP関連収入等の売上高は11%増の369億円でした。
ポケモン剣盾は1,600万本突破
任天堂タイトルのミリオンセラーは16タイトルでした。トップは『ポケットモンスター ソード・シールド』で1,606万本。国内ですでに421万本、海外で1185万本という大ヒットを記録しています。
ニンテンドー3DSのポケモンとして最大売上を記録した『ポケットモンスター X・Y』(1,644万本)や『ポケットモンスター サン・ムーン』(1,618万本)に早くも肉薄しており、ニンテンドーDSの『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(1,767万本)をも、年度末までに超えていきそうな勢いです。
2番手は『マリオカート8 デラックス』の627万本。手堅いです。3位はなんと『ルイージマンション3』。『スーパーマリオメーカー2』の504万本を上回る537万本を販売しました。
『ファイアーエムブレム 風花雪月』は258万本。海外で200万本を販売しています。『リングフィット アドベンチャー』は217万本でした。その他『ASTRAL CHAIN』や『MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3: The Black Order』も名を連ねました。
- ポケットモンスター ソード・シールド – 1,606万本
- マリオカート8 デラックス – 627万本 (累計2,296万本)
- ルイージマンション3 – 537万本
- スーパーマリオメーカー2 – 504万本
- ゼルダの伝説 夢をみる島 – 419万本
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL – 387万本 (累計1,768万本)
- ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド – 356万本 (累計1,634万本)
- スーパー マリオパーティ – 272万本 (累計912万本)
- ファイアーエムブレム 風花雪月 – 258万本
- New スーパーマリオブラザーズ U デラックス – 254万本 (累計585万本)
- リングフィット アドベンチャー – 217万本
- スーパーマリオ オデッセイ – 215万本 (累計1,659万本)
- ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ – 113万本 (累計1,176万本)
- スプラトゥーン2 – 110万本 (累計981万本)
- ASTRAL CHAIN – 103万本
- MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3 – 102万本
『マリオカート8 デラックス』は前年同時期(2018年4-12月)に580万本だったのが2019年は627万本とプラスに。同梱版効果もあるとはいえ、マストな1本として力強い売れ行き。また『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』も同じく321万本から356万本へと前年超えを達成しています。
Nintendo Switch
ハードウェア : 1,774万台 (累計5,248万台)
うち Switch Lite : 519万台
ソフトウェア : 1億2,313万本 (累計3億1,065万本)
Q3までの好調な結果を受けて、通期の業績予想を上方修正。売上高は1兆2,500億円と据え置いたものの、営業利益と経常利益は400億円増の3,000億円へ、純利益は300億円増の2,100億円になりそうだとしています。前提とする為替レートは1ドル105円、1ユーロ120円。
また配当金についても、当初予定していた期末490円を620円へと修正しています。これにより1株あたりの年間配当金は890円となる予定です。