Take-Two の2018年3月期は増収増益、『GTA V』は累計9500万本、『NBA 2K18』は900万本を突破


 

Take-Two Interactive Software が16日に発表した2018年3月期の通期決算は、売上高・利益ともに前期を上回る増収増益でした。売上高は17.9億ドル(+0.7%)、純利益は1.7億ドル(+157.8%)でした。受注も含めた総収入は19.9億ドル(+5%)でした。売上高は前期並みだったものの、開発コストの圧縮や受取利息を計上したことで、最終損益は大幅な増益となりました。

稼ぎ頭の筆頭は『Grand Theft Auto V』。オリジナル版の発売は2013年9月なので、これでかれこれ5期目だった『GTA V』ですが、対応プラットフォームの拡大や継続的なアップデートにより、人気は衰え知らず。この1年(2017年4月〜2018年3月)の販売本数(出荷)は1,500万本近くに上っており、累計では9500万本を突破。17年3月期も年度1,500万本を達成しており、これで2期連続で年度1,500万本という驚異的なペースを維持しています。

また『NBA 2K18』も900万本を突破。Take-Two / 2K レーベルとして過去最高のスポーツタイトルとなりました。

Take-Two は、1000万本に届こうかというタイトルに育った『NBA 2K』をさらに盛り上げていこうと計画。巨大な中国市場をターゲットに、『NBA 2K Online 2』の共同開発でテンセントと提携。今秋のリリースを目指し、現在クローズドβテストを実施しています。『NBA 2K Online 2』はコンソール版『NBA 2K』をもとに開発が進められていて、シリーズの伝統的なゲームプレイや27のカスタマイズ可能なポジションタイプ、新しい選手トレードシステム、eSports に最適化された機能、ローカライズされた解説などを特色としています。

その他のタイトル、『Grand Theft Auto Online』や『NBA 2K17』『WWE 2K18』『WWE SuperCard』『Sid Meier’s Civilization VI』『Dragon City』『Monster Legends』も収益に貢献しています。

3月19日、Take-Two はS&P 500の構成銘柄に追加されました。

2019年3月期の予想業績は、売上高が25億〜26億ドル、純利益が1.8億〜2.1億ドル。いずれも今期からさらに増収増益を見込んでいます。発売予定タイトルは今のところ、『Red Dead Redemption 2』(2018年10月26日)と『NBA 2K19』『WWE 2K19』(2018年秋)が正式発表されています。

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