アップルが現地時間26日に発表した2016年1−3月期の決算は、売上高が前年同期比13%減の505.5億ドル、純利益は22%減の105.1億ドルでした。1株当り利益は1.90ドルでした(前年同期は2.33ドル)。
欧州を抜いて地域別で第2位になっていた中国市場向けの売上高が26%減と減少率が最も大きくなりました。最大市場の米大陸も10%減と減少しています。日本向けは唯一プラスで、24%増でした。
製品別ではiPhoneが18%減。iPadは19%、Macも9%それぞれ売上高が減少。一方でiTunes StoreやApple Musicを含むサービス関連は売上高が20%増、「Apple TV」や「Apple Watch」を含むその他製品も30%増加しました。
Apple 2016年1-3月期 業績
- 売上高 – 505億5700万ドル(前年同期比▲13%)
- 純利益 – 105億1600万ドル(▲22%)
- 1株当たり利益 – 1.90ドル(▲18%)
各デバイスの販売台数・売上高
- iPhone – 5119万3000台(前年同期比▲16%) / 328億5700万ドル(▲18%)
- iPad – 1025万1000台(▲19%) / 44億1300万ドル(▲19%)
- Mac – 403万4000台(▲12%) / 51億700万ドル(▲9%)
- サービス – 59億9100万ドル(+20%)
*インターネットサービス、AppleCare、 Apple Pay、ライセンシングなど - その他製品 – 21億8900万ドル(+30%)
*Apple TV、Apple Watch、Beatsプロダクト、iPod、アクセサリなど
地域別売上高
- 米大陸 – 190億9600万ドル(▲10%)
- ヨーロッパ – 115億3500万ドル(▲5%)
- 中華圏 – 124億8600万ドル(▲26%)
- 日本 – 42億8100万ドル(+24%)
- その他アジア太平洋地域 – 31億5900万ドル(▲25%)
1月の発表通り、1-3月期は減収で着地。アップルは4-6月期予想に関しても、前年同期の実績(496.5億ドル)を下回る売上高410億〜430億ドルとしています。