Appleが発表した2016年度第1四半期(2015年10-12月期)の決算は、売上高759億ドル、純利益184億ドル(1株当り利益は3.28ドル)と過去最高を更新。アメリカと日本で売上がダウンしたものの、ヨーロッパや中国市場の成長でカバー。前年同時期と比較して、売上高、純利益それぞれ約2%の成長を達成しました。
デバイス別の販売台数を見ると、iPhoneの販売台数は7478万台で、前年から僅かに増加したものの横ばい。iPadは1612万台で25%減少、Macも531万台と4%減少しました。iTunesStoreなどを含むサービスや、AppleTV、Apple Watchなどを含むその他デバイスはそれぞれ増加しています。
第1四半期中の売上総利益率は40.1%で、前年同期の39.9%から少し増加。アメリカ国外からの売上は、全体の66%を占めました。
Apple 2016年度第1四半期 業績
- 売上高 – 759億ドル(前年同期比+1.7%)
- 純利益 – 184億ドル(+2.2%)
- 1株当たり利益 – 3.28ドル(+7.1%)
各デバイスの販売台数・売上高
- iPhone – 7477万9000台(前年同期比+0%) / 516億3500万ドル(+1%)
- iPad – 1612万2000台(▲25%) / 70億8400万ドル(▲21%)
- Mac – 531万2000台(▲4%) / 60億4600万ドル(▲3%)
- サービス – 60億5600万ドル(+26%)
*インターネットサービス、AppleCare、 Apple Pay、ライセンシングなど - その他製品 – 43億5100万ドル(+62%)
*Apple TV、Apple Watch、Beatsプロダクト、iPod、アクセサリなど
地域別売上高
- 米大陸 – 293億2500万ドル(▲4%)
- ヨーロッパ – 179億3200万ドル(+4%)
- 中華圏 – 183億7300万ドル(+14%)
- 日本 – 47億9400万ドル(▲12%)
- その他アジア太平洋地域 – 54億4800万ドル(+4%)
Appleの2016年度第2四半期(2016年1-3月期)は売上高500億〜530億ドルの見通しで、予想通りの着地となれば、2015年1−3月期の実績(580億ドル)を下回ることになります。