が6日に発表した2016年3月期第2四半期の連結業績(2015年4-9月期)は、ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント事業が好調で増収増益を達成。
売上高863億6000万円(前年同期比+18.1%)、営業利益125億8300万円(+28.5%)、経常利益129億3000万円(+28.5%)、純利益73億2400万円(+28.5%)でした。
スクエニHD 2015年4-9月期 決算
売上高:863億6000万円(前年同期比+18.1%)
営業利益:125億8300万円(+47.9%)
経常利益:129億3000万円(+43.7%)
純利益:73億2400万円(+28.5%)
1株当り利益:60.06円
主力のデジタルエンタテインメントは増収増益:スマホ・PCブラウザ向けやMMOが好調
主力のデジタルエンタテインメント事業の売上高は前年同期比37.5%増の601億7700万円、営業利益は同62.9%増の129億1700万円でした。利益率の高いスマホタイトルが好調で、大幅な増収増益となっています。
スマホ・PCブラウザ向けの『戦国IXA(イクサ)』や『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』『スクールガールストライカーズ』『ファイナルファンタジー レコードキーパー』『乖離性ミリオンアーサー』といった既存タイトルが好調に推移したことに加えて『メビウス ファイナルファンタジー』が好調な立ち上がり。
また、多人数参加型のオンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』『ドラゴンクエストX』の追加ディスクの販売、運営が好調でした。
『ドラクエ10』はこの年末、バージョン1『目覚めし五つの種族』から最新のバージョン3『いにしえの竜の伝承』までを網羅する新しいオールインワンパッケージがお得な価格で発売予定。さらなる新規ユーザー獲得を目指します。
家庭用はリピート販売が減少
一方で、家庭用ゲームソフトについては過去作のリピート販売が前年同期比で減少したとのこと。家庭用は新作投入も数えるほどで、スマホ展開が中心でした。下期のHDゲームは『Deus Ex: Mankind Divided』や『HITMAN』が登場予定。
資料によると、売り上げの内訳はスマホ/PCブラウザゲーム等が281億円、MMOが191億円、HDゲームは129億円でした。
この他の事業では、アミューズメント機器の販売が低調であったことでアミューズメント事業の売上高は減少。ただ効率的な店舗運営に務め、業績は堅調でした。出版事業はコミックスの売上高が前年同期比で減少。ライツ・プロパティ等事業も『FF14』ほか自社コンテンツのキャラクターグッズ販売が好調でした。
セグメント別売上高/営業利益(前年同期比)
デジタルエンタテインメント:601億7700万円(+37.5%)/129億1700万円(+62.9%)
アミューズメント:190億500万円(▲10.8%)/21億7900万円(▲7.8%)
出版:49億9900万円(▲19.6%)/10億5900万円(▲40.8%)
ライツ・プロパティ等:25億7800万円(+32.9%)/8億8600万円(+45.1%)
通期見通しは変更無し。売上高2000億〜2200億円、営業利益170億〜250億円、経常利益170億〜250億円、純利益110億〜180億円のレンジ。