任天堂、マリナーズの筆頭オーナーから降板。球団所有権を一部売却へ

任天堂は28日、米国法人である任天堂アメリカが所有する米メジャーリーグ球団シアトル・マリナーズの運営会社「First Avenue Entertainment LLLP」の株式について、その一部を売却する交渉を開始したと発表しました。売却によって、NoAは球団の筆頭オーナーから外れることになります。

任天堂とマリナーズの関係は平成4年(1992年)にスタート。NoAの所在地と同じワシントン州に本拠地を置くマリナーズが他地域に売却される恐れが出たため、地元の要請を受けた当時の任天堂社長、故・山内溥氏が地元貢献の意味も込めて個人で資金を捻出し株式を購入。球団の筆頭オーナーとなりました。その後、平成16年(2004年)にNoAが株式を買い取って筆頭オーナーとなり現在の形に。マリナーズの球団会長兼CEOは、元NoA会長のハワード・リンカーン氏が務めてきました。

今回の発表は、リンカーン氏の退任と合わせてのもの。リンカーン氏が退任する意向を固め、2月頃から譲渡に関する議論がスタートしたということです。

任天堂は保有する過半数のオーナーシップのうち、10%を残して残りを運営会社の他のオーナーに売却する方針。8月に行われるメジャーリーグのオーナー会議の承認を経て、正式に成立します。

なお、27日に発表された通期の業績予想にはこの売却益は含まれていないため、交渉が成立し、金額が確定次第、業績予想の修正等の発表が行われます。現在の運営会社の評価額は14億ドルとのこと。

任天堂・君島社長の説明によると、リンカーン氏は球団CEOを退任後も、NoAの取締役として、また球団取締役として、シアトル・マリナーズの経営に引き続き関与していくということです。

マリナーズといえば、大魔神・佐々木主浩選手やイチロー選手の獲得、活躍も話題となりました。両選手は任天堂のCMにも出演しています。

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