Microsoftが物理エンジンのHavokをIntelから買収。任天堂やソニーを含む他社へのライセンス供与は今後も継続


 

Microsoft は現地時間2日、3D物理演算エンジンで知られるアイルランドの企業 Havok Software を Intel から買収したと発表しました。買収額は非公表。

Havokの物理演算エンジンやミドルウェアは、MSはもちろん、ソニーや任天堂、EA、Activision、Ubisoftなどこれまで600以上のゲームに採用(HaloやAssassin’s Creed、Call of Duty、Destiny、Dark Souls、The Elder Scrolls、Skylanders、Watch Dogsなどなど)。MSは彼らを3Dフィジックスのリーディングプロバイダであると評価しています。

Havok は2007年9月に Intel が買収していましたが、今後は MS 傘下として、MSの開発ツールと合わせてこれまでにないゲーム体験の作成に尽力します。

買収により、競合する他プラットフォームへの影響が気になるところですが、Microsoftの代表者はIGNに対して、HavokがMS独占にならないことを確認しています。任天堂やソニーのハードも含め、今後も幅広くHavokテクノロジーのライセンス供与を続けていくとのこと。

「我々は今後も、広範囲にわたってAAAゲーム業界へのHavok技術のライセンス供与を継続していきます。これは、ソニーや任天堂を含む、様々なゲーム機で動作するHavok技術のライセンス供与を継続していくことも意味しています」

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