任天堂の4-9月は増収増益、『あつ森』が初代『スーパーマリオ』を上回り単一ソフトとして国内最多セールス


あつまれ どうぶつの森 (Animal Crossing: New Horizons)

 

任天堂は 11 月 5 日、2021 年 3 月期第 2 四半期決算(2020年4〜9月)を発表しました。売上高は73%増の7695.2億円、営業利益は209%増の2914.2億円、経常利益は249%増の2974.9億円、純利益は243%増の2131.2億円でした。

上半期が非常に好調だったことから、通期予想を上方修正。売上高は2,000億円増の1.4兆円、営業利益は1,500億円増の4,500億円、経常利益は1,500億円増の4,400億円、純利益は1,000億円増の3,000億円に変更しています。

また未定だった中間期の配当金が決定。前年は9月30日を基準日とする配当金が1株あたり270円だったのが、今期は810円に増額されています。年間配当金は1,260円となる見通しです。

記録的な売上が続いている任天堂。第2四半期(4-9月)も増収増益となりました。

Nintendo Switch の販売台数は 1,253 万台で前年同時期と比べて80%の増加。4-6月が567万台だったのに対し、7-9月は686万台と売上をさらに伸ばしています。ソフト売上は71%増の1億25万本。半年で1億本を突破しました。

Nintendo Switch の普及台数は6,830万台、ソフト販売数は累計4億5,649万本となりました。

ミリオンセラータイトルリスト

売上トップは『あつまれ どうぶつの森』の1,427万本。『あつ森』は発売開始からの累計で2,604万本に達しており、年内にも『マリオカート8 デラックス』を抜いて Nintendo Switch ソフト歴代トップとなる見通し。

また国内累計販売は734万本に。681万本の初代『スーパーマリオブラザーズ』を上回り、単一ソフトとして国内最大売上を記録した家庭用ゲームソフトとなりました。800万本の『ポケットモンスター赤・緑』も上回る勢いです。

2位はスーパーマリオ35周年記念ソフトの1つ『スーパーマリオ 3Dコレクション』の521万本。3位は『マリオカート8 デラックス』で421万本となっています。『リングフィット アドベンチャー』は311万本のほか、全部で20本(任天堂 15 本、他社 5 本)がミリオンセールスを記録しています。

  1. あつまれ どうぶつの森 – 1,427万本(累計2,604万本)
  2. スーパーマリオ 3Dコレクション – 521万本
  3. マリオカート8 デラックス – 421万本(累計2,899万本)
  4. リングフィット アドベンチャー – 311万本(累計584万本)
  5. ペーパーマリオ オリガミキング – 282万本
  6. ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド – 232万本(累計1,974万本)
  7. 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECAL – 226万本(累計2,110万本)
  8. スーパー マリオパーティ – 200万本(累計1,210万本)
  9. 世界のアソビ大全51 – 181万本
  10. New スーパーマリオブラザーズ U デラックス – 172万本(累計832万本)
  11. ポケットモンスター ソード・シールド – 165万本(累計1,902万本)
  12. スーパーマリオ オデッセイ – 158万本(累計1,899万本)
  13. ルイージマンション3 – 151万本(累計783万本)
  14. Xenoblade Definitive Edition – 140万本
  15. スプラトゥーン2 – 113万本(累計1127万本)

デジタル売上高は前年同時期と比べ 139.4% 増の 1,715 億円。7-9月のデジタル売上高比率は38.9%となったものの、4-9月合計では47.2%となり、前年同時期の36.2%を大きく上回っています。パッケージ版ソフトのダウンロード版は407億円、ダウンロード専用ソフト・追加コンテンツ・Nintendo Switch Online 等は296億円でした。

モバイル・IP関連収入等は267億円。前年同時期と比べ33.9%の増加でした。

Q2までの結果を受けて、任天堂は通期の販売予測を引き上げています。Nintendo Switc 本体はプラス500万台の2,400万台、ソフトはプラス3,000万本の1億7,000万本に上方修正。

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