Ubisoft、『Just Dance 2020』をもってWii向けソフト提供を終了


 

2009年にWiiで第1作目が発売されてから2019年で10周年を迎えたUbisoftのダンスゲーム『Just Dance』シリーズ。最新作である『Just Dance 2020』も、Nintendo SwitchやPlayStation 4、Xbox Oneに加えて、2世代前のハードであるWiiに対応しました。

第7世代(PS3/Xbox 360/Wii U)向け対応を打ち切りながらWiiへの対応を続けることについて、Ubisoftの担当者は以前、そこに『Just Dance』の顧客がいるからだと話していました。

しかしそれも、10周年を区切りとして終了します。

UbisoftはGamesIndustry.bizに対して、『Just Dance 2020』をもってWii対応を終了する考えを明らかにしました。

つまり来年、2020年に発売されるだろう『Just Dance 2021』対応ハードに、Wiiは含まれません。

Ubisoftは、Wii対応の終了はあくまで自分たちの判断であって、他のパブリッシャーの考えを代表して行うものではないとしています。

とはいうものの、2019年現在もWiiへ新作を投入しているのはUbisoft一社のみ。Ubisoft以外のメーカーからのリリースは2017年10月の『Let’s Sing 2018』までさかのぼります。

任天堂はこの件についてコメントをしていませんが、唯一Wii向けに新作ソフトを発売してきたUbisoftのサポートが終了する以上、このままいけば『Just Dance 2020』がWiiプラットフォームとしての最後のソフトということになりそうです。

Wiiは2006年11月の北米を皮切りに、順次各地域で発売が開始。日本では2006年12月に発売されました。

モーション操作やポインティングを行えるコントローラー「Wiiリモコン」による直感的な操作方法を特徴とし、普段ゲームをしないユーザーも取り込んで世界で累計1億163万台を販売。ソフトは累計9億2119万本と、ファミコンやスーパーファミコンを大きく上回り、任天堂史上最も売れた据置型ゲーム機となりました。

任天堂は次世代機Wii Uへ注力するため、2012年にWii新作ソフトの発売を終了。続いて2013年10月に、Wii本体の生産を終了しています。

ちなみに任天堂史上最も売れたゲームハードはニンテンドーDS。ハードは1億5402万台、ソフトは9億4869万本を販売しています。

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