のインタビューに応じた、任天堂の執行役員で、任天堂アメリカの COO を務めるレジーこと Reginald Fils-Aimé 氏が、ホリデー商戦に向けた Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) の出荷についてコメントしています。3月のローンチ以来、いまだに品薄が解消されずにいるスイッチですが、年末に向けて十分な数量を確保できるでしょうか。
レジー社長はスイッチ本体の品薄について、大きく2点原因を挙げています。1つは想定を大きく上回る需要の高さ。もう1つは、本体を製造する上で複数のコンポーネントが不足したこと。そして現在その解消へ向け任天堂が取り組んでいること。
レジー社長は、任天堂は現在「何百万台ものスイッチ本体を市場に届けるために取り組んでいる」ところだとコメント。しかしながら、スイッチの発売開始以来続いている高い需要が年末商戦期にどうなっていくかは見通せない部分もあるとして「需要が供給を上回る可能性がある」と、ともすれば年間の最大商戦期に供給不足に陥る場合もあるとの懸念を表明しています。
任天堂は今年度(2017年4月〜2018年3月)、世界1000万台のスイッチ本体を販売する計画。需要に対応すべく増産を開始しており、順調にいけば計画超過は間違いないと見られます。ただ、本体の製造にはボトルネックもあるようです。
「我々が、より多くのスイッチを生産できるかどうかにかかっています」とレジー社長はコメント。
「ホリデーシーズンに本体を購入できないことで、消費者をがっかりさせたくありません。ですが複雑なサプライチェーンを管理するのは大変なことです」
具体的にどの部分で供給が遅れているのかを詮索する向きもあるようですが、レジー社長によれば、スイッチ生産のボトルネックとなっている箇所は1つではなく複数存在。これ以上の詳細は控えたいということです。
初めての年末商戦を迎える Nintendo Switch。7月の『スプラトゥーン2』発売以降、本体出荷量は明らかに増えていますが、年末商戦期、特に北米市場の場合は販売規模が年間の3〜4割を占めるほどに著しく増加。日本でも年間の2割程度は占める最大の商戦期です。
クリスマスプレゼントにと考えている場合であっても、買えるときに買っておくのがいいかもしれません。
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