ウイニングイレブンシリーズ2017年最新作の『ウイニングイレブン2018』。国内では PlayStation 4 / PlayStation 3 で、海外ではこれに加えて Xbox One / Xbox 360 / Win PC が対応プラットフォームに含まれますが、シリーズの任天堂プラットフォームへの対応再開について、グローバルプロダクト&ブランドマネージャー Adam Bhatti 氏が回答しています。
1995年の誕生以来、20年以上に渡って人気の、コナミのサッカーゲームシリーズ『ウイニングイレブン』。PlayStation を中心に、これまで様々なプラットフォームで本編、派生作品がリリースされ、幅広いユーザーに支持されてきました。
2017年発売の最新作『ウイイレ2018 (PES 2018)』の対応プラットフォームはすでに発表された通りで、ここに今から Nintendo Switch が加わることはありませんと Bhatti 氏はコメント。
ただしコナミは、スイッチのローンチに発売した『スーパーボンバーマンR』がスマッシュヒット。任天堂とは良い関係を築いており、扉を閉ざしたくはないと再開の可能性を残しています。
「Switch に関して1つ言うと、非常に多くの問い合わせがあるということです。『ウイイレ2018(PES 2018)』の対応プラットフォームは発表したもの以上はないのですが(Switch は対応機種に含まれず)。ただ、多くの人に対して語っていることですが、『ボンバーマン』が Switch に貢献したように、コナミは任天堂と素晴らしいリレーションシップを築いているということです」
ローンチに発売した『スーパーボンバーマン R』を例にあげ、Switch もコナミタイトルを展開するプラットフォームに含まれていることを改めて強調する Bhatti 氏。その上で、現在は任天堂から離れている『ウイニングイレブン』が、将来的に任天堂プラットフォームへ復帰する可能性があると話します。
「ですから『ウイイレ』に関しても、ただ “ノー” とは決して言いたくありませんし、対応する可能性も閉ざしたくはないと考えています。Nintendo Switch は、私個人としても非常に大好きなマシンです。会社としても、現在は非常に上手く行っていると考えていますし、この調子が続くことを本当に期待しています」
『ウイイレ2018』でアシスタントプロデューサーを担当している益田圭氏は「僕たちはいつもファンの声を聞きたいと思っていますし、反響の大きさ次第ではそれを実現するために動きます」と付け加えました。
PlayStation で生まれた『ウイニングイレブン』シリーズは、主に PlayStation プラットフォームをリードプラットフォームとして展開。当時、任天堂プラットフォーム向けにはコナミのもう1つのサッカーゲーム『実況ワールドサッカー』シリーズが発売されていて、『ウイイレ』が最初に登場したのは『ワールドサッカーウイニングイレブン6 ファイナルエヴォリューション』(2003年1月)でした。
その後、ニンテンドーDSで外伝的な2作品、Wii で革新的な操作方法を導入した『〜プレーメーカー』シリーズが計7作品(2008〜2013)、ニンテンドー3DSでは『2014』まで計5作品が発売されています。
Wii U でも発売を検討しているという話が出たことはありましたが、Wii U 本体が販売で苦戦したことで実現しませんでした。しかし今回の Nintendo Switch は立ち上がりから好調。前世代よりも『ウイニングイレブン』発売の可能性は高そうです。
EA が展開するライバル(というには今や売上面で大きく差をつけられていますが)の『FIFA』シリーズは、最新作『FIFA 18』を Nintendo Switch に対応。いくつか搭載されない機能もあるものの、“最高のポータブル FIFA” であると、Switch の持ち運びができる点に着目した『FIFA 18』に仕上げてきました。
スポーツゲームという点では Take-Two が人気バスケットボールゲーム最新作『NBA 2K18』を発売予定だったり、Ubisoft もオープンワールドで4つのウインタースポーツを楽しめる『Steep』を発売予定。
本体を持ち寄って遊んだり、おすそわけプレイですぐにマルチプレイ環境が整う Switch は、マルチプレイが盛り上がるスポーツゲームとの相性が良いハードといえます。プラットフォームの普及が順調に進めば、コナミのスポーツゲームも『ウイイレ』に限らず、国内で人気の『実況パワフルプロ野球』も含めて将来的に対応する可能性はありそうです。