これまで、幹部からの言及はあったものの、エレクトロニック・アーツや任天堂の公式には『EA SPORTS FIFA』として発表されていた人気サッカーゲームシリーズ最新作 Nintendo Switch 版『FIFA』の正式タイトルが『FIFA 18』であると正式に発表。ゲーム内容の概要も明らかになりました。
Nintendo Switch に特化した『FIFA 18』
まず、先日のタイトル発表の時に表示されていたように、現行最先端の『FIFA』を動かすためのゲームエンジン Frostbite が搭載されているのは、対応プラットフォームのうち PlayStation 4 と Xbox One、PC のみ。
そのため、Frostbite エンジンで動いている「The Journey」モードは Nintendo Switch 版には結局のところ搭載されないという、この点については少々残念な結果となりました。
それでも「FIFA Ultimate Team」が初めて収録されたり、キャリアモード、Switch Kick Off、ローカルシーズンの各種モードが搭載。これまで任天堂機でリリースされた『FIFA』としは最も充実したモードが搭載されているほか、外へ持ち出せるかつてないポータブル体験を提供できる『FIFA』であると EA は強調します。
3つのプレイスタイルに対応
Switch 版『FIFA 18』は、「TVモード」に加えて「テーブルモード」「携帯モード」の、Nintendo Switch の特徴的な3つのプレイスタイルのいずれでもプレイ可能。TVモードでは1080p、携帯モードでは720pで動作します。
おすそ分けプレイにも対応しており、すぐにマルチプレイが可能です。様々なコントローラーやディスプレイ設定を利用可能とあるので、Proコントローラーにもおそらく対応。
最先端のグラフィックに届かないにせよ、Switch 版『FIFA 18』も高度なレンダリングテクノロジーが採用。生まれ変わったピッチ環境や選手のレンダリング、新しいゲームプレイシステムをどこでも体験可能だということです。
Wii U の『FIFA 13』では、2画面の非対称ゲームプレイやタッチ操作など、他機種にないチャレンジングなシステムを導入した EA の任天堂ハード担当チーム。今回は素直に Nintendo Switch のポータビリティを活かし、携帯機版『FIFA』の進化系のようなスタイルに。
「レガシー・エディション」と名づけられた PlayStation 3、Xbox 360 版とも異なる、もう1つの『FIFA 18』として位置付けられていそうです。
[追記]
Eurogamer にて、Switch 版を担当した EA ブカレストのプロデューサー Andrei Lazaresco 氏へのインタビューが掲載。ゲームエンジンには Frostbite でも Ignite でもないカスタムビルド版を採用しているなど、より詳しい情報が明らかになりました。位置付けとしては、完全な『FIFA』体験のポータブルVer.。