2015年上半期の欧州ビデオゲーム売上トップ20、任天堂は『スマブラ3DS/WiiU』と『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』がランクイン。トップの『GTA V』は235万本超え


 

ドイツの業界メディアGamesMarkt誌の最新号にて、UKチャートでもお馴染みの市場調査会社GfK調べによる2015年上半期(1-6月)の欧州ビデオゲーム売上が公開されました。

上半期1位となったのは、唯一200万超えを達成した『Grand Theft Auto V』。235.4万本を販売し、販売金額においても1億2527.8万ユーロと大台突破。オリジナルのPS3/Xbox 360版発売は2013年9月ですが、1年後の2014年11月にPS4/Xbox One版、そして2015年4月のPC版と、徐々に対応プラットフォームを拡大しながら好セールスを維持しています。

2位は『FIFA 15』の199.1万本。『GTA V』には及びませんでしたが、サッカーの本場でさすがの人気ぶり。3位『Battlefield: Hardline』4位『Call of Duty: Advanced Warfare』とここまでがミリオンセラーを記録しました。

任天堂タイトルでは14位『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』と16位『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D』の2つがランクイン。売上は『スマブラ』が41.8万本(1921.8万ユーロ)、『ムジュラ』が40.0万本(1826.5万ユーロ)となっています。

メーカー別シェア:EAがトップを維持。バンナム、Warnerが躍進

メーカー別シェア(金額ベース)ではEAが1位。前年から3ポイント以上下げてシ15.05%のシェアですが、トップ20に4タイトルを送り込むなど人気タイトルで存在感を示しています。2位は任天堂が12.57%。前年の12.32%から若干のプラスです。

『GTA V』を擁するTake-Twoは10.79%と倍増で3位。パブリッシャーとして躍進し、今年上半期のチャートを賑わせたバンダイナムコエンターテインメントは9.52%で4位、Warner Bros. Interactiveは9.35%で5位につけています。

トップ10 パブリッシャー(金額ベース)

順位(前年順位) メーカー名 – シェア(前年シェア)

  1. (01) Electronic Arts – 15.05% (18.58%)
  2. (03) 任天堂 – 12.57% (12.32%)
  3. (06) Take-Two Interactive – 10.79% (5.77%)
  4. (10) バンダイナムコエンターテインメント – 9.52% (3.18%)
  5. (07) Warner Bros. Interactive – 9.35% (5.26%)
  6. (02) Ubisoft – 8.67% (15.07%)
  7. (04) Activision Blizzard – 8.19% (9.76%)
  8. (05) ソニー・コンピューター・エンターテイメント – 7.62% (7.54%)
  9. (09) Microsoft – 3.08% (3.59%)
  10. (__) Bethesda Softworks – 2.50%

今回の集計対象となっている国は、オーストリア、ドイツ、ベルギー、オランダ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、スウェーデン、デンマーク、イギリス、アイルランド、フィンランド、ノルウェー、ロシア、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ギリシャの20ヶ国。各国の小売店経由で販売されたビデオゲームの数字であり、デジタル販売は含まれていません。


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